『ミケランジェロとメディチ家の真実』は、『隠されたヨーロッパの血の歴史 ミケランジェロとメディチ家の裏側』(2012年、KKベストセラーズ)を大幅に加筆して再生した。本書は、ルネサンス期のイタリア、特にフィレンツェの歴史を分かりやすく解説し、ヨーロッパ近代の始まりが分かる。 イタリアの主要都市の地図 本書の主人公はミケランジェロ・ブオナローティ(Michelangelo Buonarroti、1475-1564年、88歳で死)と レオナルド・ダ・ヴィンチ(Leonardo da Vinci、1452-1519年、67歳で死)である。
そしてフィレンツェの名家メディチ家が最隆盛したときの 当主で、ヨーロッパの国王達よりも巨万の富を持った、「老コジモ(il Vecchio)」コジモ・デ・メディチ(Cosimo de' Medici、1389-1464年、74歳で死)。
そして、その孫の「偉大なるロレンツォ(Lorenzo il Magnifico)」「ロレンツオ・イル・マニフィーコ」と、今も欧米世界で、公然と呼ばれ賞賛される、真に偉大で、壮麗(マグニーフィセント)だった、人類史(世界史)の中の頂点で最も輝く人物である、ロレンツォ・デ・メディチ(Lorenzo de' Medici,1449-1492年、43歳で死)である。