「1931」 副島先生の緊急出版 の 新刊『Lock Her Up! ヒラリーを逮捕、投獄せよ』(光文社)が発売されました。注目の米大統領選挙の真の争点を理解するために是非お読みください。2016年10月10日


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 副島隆彦の学問道場の中田安彦(アルルの男・ヒロシ)です。今日は2010年10月10日です。

 アメリカ時間の10月9日夜(日本では10日朝)から、アメリカの中西部のミズーリ州セントルイスでは、第2回目の大統領選挙の討論会が行われます。討論会は3回予定されており、今回は9月26日に続くものです。

 今日、急いでお伝えしたいのは、大統領選挙の真の争点であるヒラリー・クリントン元国務長官の国家的犯罪について、副島先生が現地の情報を元に書き上げた緊急出版の本書『Lock Her Up! ヒラリーを逮捕、投獄せよ』(光文社)です。

 こんどの大統領選挙で、なぜ元国務長官という経歴を持つヒラリーが、政治家経験のないトランプに猛追されているのか。アメリカの大手メディアですらほとんど報じないヒラリーのメール問題の本当の「スキャンダル」とは何か、この本に書かれています。ぜひお読みください。

 以下に本書のまえがき、あとがき、目次を転載いたします。

 (貼り付け開始)
 

 まえがき           副島隆彦

 いったい、超大国アメリカの政治に何が起きているのか。なぜ、ヒラリーは逮捕され、裁判で有罪判決を受け刑務所に入らなければならないのか。その理由を日本国向けに書く人がいない。だから私が詳しく書く。 

 アメリカの共和党の党大会(7月19日)で、7千人の党員が集まった大会会場で “ Lock Her Up ! Lock Her Up ! ” 「ヒラリーを逮捕せよ、投獄せよ」の激しい怒号の大合唱が沸き起こった。左ページの大会会場の様子の写真のとおりである。

 ところが不思議なことに、日本ではこういう真実が少しも広まらない。 私は予言してきた。ヒラリー・クリントンは、大統領選挙(11月8日が投票日)の終盤の盛り上がりの真っただ中の10月中には逮捕され、勾留(こうりゅう)される。そして日本語で言えば、拘置所( detention ディテンション。 custody カストディなら警察署の留置場)に入れられる。 

 たとえヒラリーが、急病で倒れて、病院に担ぎ込まれたとしても、それでもヒラリー逮捕は起きる(アメリには、日本のような「執行猶予」という刑事法制度はない)。彼女には、拘置所の病床中から元気よく大統領選挙をやり続けてほしい。世界中は啞然、騒然となる。 私は、「ヒラリーはやがて捕まるべきだ」と書いてきた。4年前のリビアのベンガジ事件(ヒラリーの忠臣のクリス・スティーヴンス大使が現地で暴動で殺害された。2012年9月11日。まさしくイスラム教徒側からの復讐の〝セッテンバー・イレブン〟だ)の時から、この日が起きると私は予測した。

 その前年にヒラリーが殺した、リビアの独裁者カダフィ大佐(2011年10月20日惨殺)の怨霊、怨念が彼女に取り付いて離れない。

 アメリカ帝国の首都ワシントンで、徐々に真実が剝がれ落ち、ガラガラと崩れてゆく大きなドラマとなった。その終盤の大団円(だいだんえん)が近づいている。もうヒラリーとビル・クリントンは終わりだ。 私が、何故、「ヒラリーは10月末までに逮捕状を執行される」と予言、予測したか。それは、ヒラリーが大統領選挙で敗れるであろう11月8日(ドナルド・トランプが大勝する)のあとに、ヒラリーの逮捕・勾留の手続きが始まると、それは、「選挙に落ちた哀れな婆さんひとりを、皆で寄って集って虐める」という、最悪の政治ドラマになってしまうからだ。 

 それよりは、華々しい光芒を放って、アメリカ帝国の衰亡(デクライン・アンド・フォール)の道程の巨大な政治ドラマとして、牢屋(jail)の中から、悠然と優雅に選挙を続ける〝女帝ヒラリー〟という構図を作る方が、ずっとすばらしい歴史的光景となるからだ。彼女のためにもそのようにしてあげるべきだ。 

 だから、11月8日の大統領選挙の日よりも、直前の10月の、それも末頃に、米議会の廷吏(ていり。bailiff ベイリフ)と、ワシントン地区の警察官(刑事)と、FBI(連邦捜査局)捜査官と、国務省IG(Inspector General インスペクター・ジェネラル、監察総監)の4者によって、この逮捕・勾留が荘厳に行われるのが、正しい政治セレモニーの手続きというものだ。 

 さすがに日本の新聞、テレビでも10月ぐらいから、「ヒラリー逮捕か」と大きく報道するようになるだろう。 そうなると、この私の日本では先駆的な、先へ先への未来予測は、全く顧みられず、評価されることもなく、忘れ去られる。「(ヒラリー逮捕の)今の事態を、私たちは副島隆彦の文章を読むまでもなく、知っていたよ」と、こいつらは言う。もともとそういう恥知らずたちだ。

 永遠に、強い国であるアメリカ様(さま)にしがみついて生きてきた者たちだ。「当然ヒラリーが当選して、超大国アメリカはこれまでどおりグローバリズム(globalism、地球支配主義)を続け、自分はそれに寄り添って寄らば大樹の陰で、生きるのだ」と高(たか)をくくっていた奴らの信念はグラついている。だが、そのことはおくびにも出さない。 

 だから日本のテレビ、新聞が、「ヒラリー逮捕へ」という記事を報じ始めるよりも前に、緊急出版で私はこの本を書いている。こうやって私は、国家占い師、言論人予言者としての己れの地歩(ちほ)を固める。

 私の本を、持ち前の生来の鋭い頭脳で、素直に読んで下さる読者だけが、真に世界の胎動を知り、時代の最先端を生きる日本人だ。 この孤立する栄光を、どうぞ皆さん、私と共に、一人ずつが嚙みしめてください。



 あとがき    副島隆彦 

 この本は、本当に火急(かきゅう)の決断で作られた本である。「ヒラリー入院」の次に「ヒラリー逮捕か」の第一報が、日本のテレビ、新聞で出るよりも一日でも早く出来(しゅったい)することを願って編まれた。 

 私は7月1日に『トランプ大統領とアメリカの真実』(日本文芸社)を書いて出した。「次はトランプで決まり」とその本の帯で念を押した。 そのように事態は動いている。そして、さらにアメリカ政治の変動が起きた。ヒラリーが逮捕、投獄されそうなのだ。たとえ病気で入院しても、である。

 ところが9月に入っても表面上の大勢は、「ヒラリーが当選する」である。だがもうそれどころではなくなった。ヒラリーが病気で入院。そしてそれでも「ヒラリーは捕まる、牢屋に入る」という情勢になっている。 

 私は日本における最先端言論人としての運命を自覚して、さらに先へ先へ情況を予言しなければ済まない。だから緊急出版でこの本を書いた。日本国内の政治態勢(勢力図)は、アメリカにヒラリー政権が誕生する、を当然のこととして着々と動いて来た。それが大きな番狂わせになりつつある。自分は常に勝ち組だ。いつも抜け目なくズル賢く生きてきた、と確信している者たちは、少しは肝を冷やせばいいのだ。いつでも、いつまでも自分たちの思いどおりになると思うな。 

 天啓(てんけい)を得て、突然、私の脳が騒ぎ出した。この私の我が儘を聞き入れて、決断からわずか一カ月弱で本にしてくれた光文社出版企画編集部の米澤仁次編集長と田尾登志治副編集長と金泰嶺氏の速攻の手腕に心から感謝します。

2016年9月  副島隆彦




 「 Lock Her Up ! ヒラリーを逮捕、投獄せよ 」 ―目次

 まえがき

 第1章 アメリカ全土に響き渡る 「ロック・ハー・アップ!」の怒りの声・アメリカ国民の怒りの声を聞け!「ヒラリーは有罪だ」の大合唱・ローラ・イングラハムが言い放った「なぜ、事実を報道しないんだ!」

 第2章 「ヒラリー・メール問題」とはそもそも何なのか?・IS「イスラム国」はオバマとヒラリーが作ったという衝撃 ・「ヒラリー・メール」で出された指令の中身 ・リビアのカダフィ虐殺、そして消えた国家予算200億ドルのゆくえ ・ロレッタ・リンチ米司法長官もグルだ。逮捕せよ ・国務長官が発信し、受信したメールはすべて「公務」である ・それでも日本よりはまともなアメリカ司法制度 ・ボロが出たヒラリー陣営サンダース候補への妨害メールが流出 

 第3章 ワシントンの高級官僚たちは トランプが勝ったら困るのだ・トランプ勝利で失職する高級官僚、ロビイスト、コンサルタント、そして政治ゴロたち ・「トランプはロシアのスパイだ」と攻撃した男はCIA副長官だった・アサンジとスノーデンの情報爆弾がさく裂する 

 第4章 「リビア・ベンガジ事件」が震源地・カダフィ惨殺の2日前にリビア入りしていたヒラリー ・「シリアにサリン・ガスを撒いたのは反体制派」カーラ・デルポンテ女史の「衝撃証言」 

 第5章 ヒラリー疑惑を時系列で追う そしてヒラリー関連5人の死者・米国務省がヒラリー・メール問題の再調査を開始 ・2009年1月〜2016年2月に何が起きていたか?「ヒラリー・メール問題」を時系列で整理し直す ・ヒラリーに関連する5つの死体 1

 第6章 2016年7、8月で急激に ヒラリー逮捕の流れが決まった・トランプのツゥイートがアメリカ世論、そして国務省を調査再開に導いた ・「ヒラリー・メール問題」が急展開した2016年7、8、9月の流れ 

 第7章 ヒラリーの逮捕、入院はいつか?・2016年10月の「オクトーバー・サプライズ」 ・クリントン財団への総額156億円献金疑惑 ・「ヒラリーは病気で入院する」説が浮上 ・ヒラリーに科すべき「4つの大罪」 ・オバマにトランプが「王手」をかけた ・トランプが命懸けの暴言を言い放つ真意 

 あとがき

(貼り付け終わり)

 以上です。中田安彦です。 この本が日本で現在出ている、アメリカ大統領解説の本と一線を画した全く違う種類のものだとわかります。このような情報は、アメリカではワシントン・ポストやニューヨーク・タイムズといった主流紙ではまったく報じられません。

 保守系のFOXニュースでは時々報道されますが、この種の報道を精力的に行っているのは、インターネット言論サイトです。トランプを応援する「ブライトバート」、「デイリー・コーラー」といった保守言論界の重鎮が運営するサイトがよく取り上げます。彼らは保守系のNGOが国務省に対して情報公開法を利用して、ヒラリー・クリントンのメールを公開させてきたことを精力的に報じています。

 第4章で書かれている、「シリアのサリンガスをまいたのはアサド大統領ではない」という事実は、あのピュリツアー賞受賞のジャーナリスト、セイモア・ハーシュも、ロンドンのメディアで精力的に報じた内容です。このようなことも日本では情報として伝わってきません。

 今回の本は、ヒラリー・メール問題の真の争点であるベンガジ事件、そして、その背景にある「アラブの春」運動のさなかに起きたリビア政変についての真実を、流出した「ヒラリー・メール」に基づいて、明らかにしている。そして、今トランプを応援している、オバマ政権の元防衛関係者(マイケル・フリンなど)と、トランプを批判している元CIA副長官のマイク・モレルは、実は、このベンガジ事件の真相を巡って、激しく激論してきた者たちだった。こういうことは FOXの過去の報道を辿っていくとわかります。

 CNNは、今や「クリントン・ニューズ・ネットワーク」と揶揄されるくらいに、トランプに不利な情報ばかりを流し、ヒラリーのメール問題についてはやらなくなった。 先週末も、いよいよウィキリークスのジュリアン・アサンジが秘蔵メールの公開を開始した。が、CNNは、ワシントン・ポストがリークした、過去の、11年前の、トランプの隠し撮りしたセクハラ発言のテープのことを、何と十何時間も報じ続けた。

 同じ時、FOXニュースは、両方をきちんと報じた。CNNは、ヒラリーにまずいことは徹底的に無視しようというなりふり構わない姿勢だ。昔のCNNはそうではなかった。反移民のコメンテーターが番組を持っていた時代もあった。すべての意見を平等に報道していたと思います。しかし、今は本当におかしくなっている。ウィキリークスのことを一切報じないのですよ。

 私が昔から追いかけていた、アメリカのテキサス州を拠点にネットラジオ局をやっている言論人のアレックス・ジョーンズは、ブッシュ政権の頃から十数年、「アメリカはプリズン・プラネット(監獄惑星)だ」と言い続けてきましたが、このCNNのヒラリー問題を報道しない「ブラックアウト(black-out 、報道管制、言論統制 )」からこのことが実感を持って伝わってくる。CNNは、9月11日に「9.11追悼集会」でヒラリーが倒れたときは、他のメディアとほぼ同じタイミングで報じた。が、今回のアサンジ・メールの公開については、私が視聴し続けた、この10数時間の間、やらなかった。大手新聞などの活字メディアでさえしっかり報道したのに。

 アメリカの普通の家庭では、CNNを見ている家がまだ結構あります。私が、去年、アメリカのワシントンに行って滞在した家では、常にCNNがついていて、「日本では見れないのでFOXを見たい」と言ったらなんとなく嫌がられました。報道の自由という点ではブッシュ政権のときにあれだけ偏っていると批判されたFOXチャンネルの方が、今はフェアに物事を報じている。これは驚きです。

 CNNは、大統領選挙の双方のスキャンダルを平等に報じないで、一方の、犯罪でもないセクハラ発言について長時間、報じた。そして、もう一方の、ヒラリーの過去のTPPについての二枚舌や、ウォール街の大銀行での講演録の一部を流出させたウィキリークスについては全く報道しない。かつてならこういう偏(かたよ)った報道はしなかった。CNNには、激しい偏向報道が見られる。

 CNNは、保守派のコメンテーターに、なんとか一言二言、ウィキリークスについて発言を許されていた。が、CNNのお抱えのキャスターやアンカーはこの点については触れようとしない。ヒラリー・メールの流出は、全部ロシア政府が関わっているとするハッカーのせいだとする。おかしい。政策についての議論が、今回の大統領選はありません。これがまともな報道といえるか。

 今のアメリカと世界を覆っている言論統制を破っているのが、ジュリアン・アサンジのウィキリークスであり、その情報を整理して伝えるネット・メディアです。アサンジはスウェーデンでの女性への暴行疑惑(冤罪といわれてている)を作り上げられて、彼はイギリス国内にあるエクアドル大使館に政治亡命して認められている。そこからウィキリークス代表、および広報担当者として活動しているのですが、今回公開されたヒラリー・メールについての記者会見も、エクアドル大使館の通りに面したバルコニーから、「ウィキリークス10周年」のメッセージとともに行う予定だった。

 ところが、ヒラリーが「アサンジを無人戦闘機(drone、ドローン)で爆撃、殺害したい」と発言したと報道されて、記者会見は急遽中止になりました。このようにヒラリーとアサンジの真実(=アメリカの国家機密)を編集なしに公開することを巡っての戦いも、行われている。

 トランプを強く支持しているアメリカの白人層の若者たちは、ケーブルテレビには入っていなくても、スマートフォンは持っている。だから、そこから情報を得る。ネットメディアには、アメリカでも情報源が怪しいものがあるが、今回はウィキリークスのメールや、米国務省が公開したメールをソースにしている。CNNはなぜトランプのセクハラ発言だけではなく、こっちのヒラリー・メールについても平等に時間を割いて報道しないのか。
 
 そういうわけで、今回の大統領選挙は、トランプを応援しているマイケル・フリンなどの元軍人トップたちと、ヒラリーが続けようとする戦争体制を作る軍産複合体(ぐんさいふくごうたい)たち、との激しい権力闘争であり、アメリカ国内が、真っ二つに割れた大きな闘いである、と言える。こういうことを日本のメディアは一切報じない。ここに真の争点がある。そのことを書いたのが、『Lock Her Up!  ヒラリーを逮捕、投獄せよ』です。



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 真実の力が勝利するか。それとも、いつもながら巨大な悪が、政治の頂点に居座って人類を支配するのが当然である、のか。私も、残り一ヶ月となった大統領選挙をウォッチし続けたいと思います。

中田安彦 拝

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