「1899」【2016年定例会のお知らせ】 5月29日に今年第一回目の学問道場の定例会を開催します。テーマは「アメリカ大統領選挙と最新の国際政治・経済情勢」です。ドナルド・トランプ旋風の原動力 “ポピュリズム”と”アメリカファースト!”とは何か、改めてじっくり語ります2016年4月20日
 副島隆彦の学問道場の中田安彦(アルルの男・ヒロシ)です。今日は2016年4月20日です。今回は今年一回目の「学問道場」自力主催講演会のお知らせです。今回は、5月29日(日)に東京・御茶ノ水の「全電通労働会館」で開催いたします。参加のお申し込みの受付を開始いたします。

 今年一回目の講演会のテーマは、11月に開催されるアメリカ大統領選挙、これ以外には考えられません。ヒラリー・クリントン圧勝のムードの中突如、共和党の主要候補者(フロントランナー)として出現してきた、不動産王のドナルド・トランプ。このトランプがアメリカ全体のみならず世界全体を巻き込んで引き起こしている「旋風」の正体・実体を明らかにする、という、主著に『世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち』(講談社)をもつ、アメリカ政治研究の第一人者の副島隆彦先生ならではの他のトランプ現象分析とはひと味違った講演になると思います。


講演会参加申し込み⇒ http://soejima.to/cgi-bin/kouen/kouen.html

 ドナルド・トランプ候補を一言で表すと「ポピュリスト」ということが出来ると思います。ポピュリストというのは、アメリカの既成の政治権力(エスタブリッシュメント)が「自分たちの支配基盤を脅かすもの」として恐れる、「草の根から沸き起こるワシントンの支配階級に対し、澎湃(ほうはい)と噴き上げる怒りの声」を体現する政治家のことです。今回の大統領選挙は、これまで共和党を支持してきたが何の利益も得られなかった下層貧乏白人の怒り(rage)を拾い上げた、ニューヨークの不動産王のドナルド・トランプに対して、ワシントンにある共和党本部(RNC)が狼狽させられている特徴があります。民主党も下層白人と若者の生活苦や貧困に対する怒りを体現するバーニー・サンダース上院議員がいますが、こちらはヒラリー・クリントンが代表するワシントン・ニューヨークの政治経済指導者層の勢いを突き崩せてはいません。

 ドナルド・トランプのように「ポピュリスト」と呼ばれる大統領候補者は過去にも何人もいました。これは党派を問わず、民主党にも共和党にも出てきました。二大政党の既成権力の枠からはみ出した草の根の民衆の怒りを体現する人々です。彼らはニューヨークのリベラル派のようなキレイ事を言いません。草の根の「モノ言わぬ多数派」である自分たちが虐げられる政策をワシントンの指導者が決めている、という怒りを原動力で動いていますからが、「(不法)移民反対」という反グローバリストの流れにも乗っかっています。グローバリストというのはヒト・モノ・カネを世界中で自由に動かし、自分たちがその動きを支配する、という発想ですから、トランプのようなポピュリストはそれに対し、「移民反対、行き過ぎた不平等な自由貿易反対」ということになります。

 それは同時に、「アメリカは世界のあらゆるところに軍隊を送っている暇があったら、国内問題を解決する努力をしたらどうだ」という主張につながります。これが「アメリカ・ファースト」(国内問題優先主義、アメリカ第一主義)と言われるアメリカの政治潮流になります。

 ドナルド・トランプはテレビだけを見ていると、言いたいことを好き勝手言っているようですが、実際はそうではなく、彼の<思想>はアメリカの歴史に深く根付いているものです。そのことを講演会では副島先生が、アメリカにおける「反(アンチ)・グローバリスト」の系譜としてわかりやすく解説してくれることと思います。(講演会に参加される前にお持ちの方は『世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち』やハリウッド映画解説本を再読されることをおすすめします)

 トランプ現象のほか、世界情勢(政治と経済の結びつき)についても解説する予定です。

 なお、講演会の前半では副島先生の強い希望で、早稲田大学先進理工学部応用物理学科・数理物理部門教授の小澤徹先生による『数理物理学の思考』という講演がございます。学問体系全体に占める「数学」の位置づけ、「数学的方法論の特徴」など、知っておきたい基礎教養をお話いただける予定です。こちらもぜひご期待ください。

 講演会のお申し込みはこちらからお願いします。(現在、事務所移転に伴う作業と並行して講演会の受付を行っております関係で、入場券として毎回お送りしている「入場はがき」の発送に多少のお時間の余裕を頂いております。ご入金後、はがきの到着まで最長で一週間かかる可能性もございますが、こちらは予めご了承ください。またはがき到着後、他の郵便物やチラシなどにまぎれてしまうこともございますので、ご注意のほど、よろしくお願い申し上げます。)

第35回副島隆彦を囲む会主催定例会

『<アメリカ名物>「トランプ・ポピュリズムの嵐」と最新の世界情勢(仮題)』
講師:副島隆彦

『数理物理学の思考(仮題)』
講師:小澤徹

開催日:2016年5月29日(日)

会場:東京・御茶ノ水「全電通労働会館ホール」

http://soejima.to/cgi-bin/kouen/kouen.html

FAXでのお申込みの場合:048-788-1854 までどうぞ。

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