「1529」5月31日に都内で開催する、学問道場自力主催講演会の具体的な講演内容が固まってきまたのでお知らせします。参加者はまだまだ大募集中です。ぜひおいでください。2015年5月11日
 副島隆彦の学問道場の中田安彦です。今日は2015年5月11日です。副島先生が「重たい掲示板」に書き込みをしていましたが、5月31日に都内・御茶ノ水で開催予定の「学問道場自力主催講演会」で主に話される内容の骨格が決まりましたので、再度、講演会の内容詳細としてお知らせいたします。ぜひおいでください。皆さんにとって役に立つ情報があると思います。

・本定例会(5/31)へのお申し込みはコチラです!↓
http://soejima.to/cgi-bin/kouen/kouen.html

 今回の講演会では「副島隆彦が、今の重要な事を洗いざらい語ります」と題して副島先生が現下の世界情勢を踏まえて、重要に考えていることを洗いざらい話してしまおうという長時間講演会です。これまで「何について洗いざらい話す」のかをお知らせできなく、運営側では心苦しく思っておりましたが、このほどようやく具体的な内容の予定が決まりましたのでお知らせします。
 今回の講演会のテーマは「ユーラシア大陸の新時代」です。副島先生は、4月末にイランと中東の産油国のアラブ首長国連邦(UAE、ユナイテッド・アラブ・エミレイツ)の一つ、ドバイに調査旅行に出かけていました。イランと言えば、アメリカのオバマ政権とイランのロウハニ政権との間で、軍用核の放棄交渉が今6月30日の最終合意期限に向けて、ラストスパートを迎えています。米議会とオバマ政権ホワイトハウスの駆け引きも繰り広げられています。この辺は、副島先生が最新の講談社の新刊で詳しく分析したとおりです。




イランでは今もビルにホメイニ師とアメリカを批判するスローガンが描かれている




発展するアラブ首長国連邦のドバイ


ドバイとイランの位置関係

 一方、イスラム教スンニ派の産油国であるアラブ首長国連邦は、現在、アメリカのキャンプ・デーヴィッドというワシントン郊外の大統領別荘で、イスラム国対策を巡ってオバマ大統領と会談を行うことになっています。オバマ政権がシーア派のイランとの交渉を重視するあまり、シリアのアサド政権やイスラム国対策に力を入れていないという不満を訴えるようです。ところが去年暮れに即位したサウジアラビアの新しい国王のサルマン国王は、突如自らの出席予定をキャンセルしました。サウジアラビアとは中東随一の産油国で、石油輸出国機構(OPEC)の主要メンバーです。アメリカとサウジの間がどういう関係の変化が生まれるのか、注目すべきところです。

 今回の講演会では、前半ではこういった現下の中東情勢を理解するために、副島隆彦先生の独自の分析で中東諸国の近現代史を「アメリカとイギリスの覇権争い」という観点も交えながら話すことになるでしょう。むろん、イランとドバイで見てきたものについても詳しく語られる予定です。イランでは、副島先生は1979年のイラン・イスラム革命(ホメイニ革命)の直後の1979年11月に起こった「イランアメリカ大使館人質事件」の舞台となった、旧アメリカ大使館の場所にも足を運んだそうです。その時に起こったちょっとしたハプニング(事件)やイランの市街にあるバザールの様子、アメリカの経済制裁下のイラン国民の暮らしぶりについての印象についても当日の講演会では話が聞けると思います。どうぞご期待ください。

 ドバイは写真で見えるように、砂漠のど真ん中に高層ビルがどんどん建設されておいます。ドバイで一番有名なのはブルジュ・ハリファという超高層ビルで、これは観光地、ホテルにもなっています。これらはすべてこの地域で原油が算出されることによるその上がり(オイルマネー)が可能にしたものです。

 中東の産油国としてはイランとサウジが二大巨頭です。この地域の原油を巡っては、20世紀初頭から当時の覇権国であったイギリスと新興覇権国であったアメリカ、すなわりロスチャイルド対ロックフェラーの資源企業どうしの争いが、中東の部族を巻き込みながら二つの世界大戦を挟んで展開されてきました。

 今回は副島先生は、第一次世界大戦当時のイギリスが支援したアラブのファイサル、フサインという王族とオスマン帝国との愛で繰り広げられた支配を巡った争いを描いた、イギリス映画「アラビアのロレンス」の内容を踏まえながら、そこに描かれなかった新興覇権国アメリカについて、アラビア半島東側に勃興したサウジアラビアのイブン・サウド(初代国王)の存在と合わせて解説します。このサウド王家のアメリカによる支援があって、現在のサウジ王室の産油外交は読み解けるからです。

 また、アラビア半島西部にあるメッカやメディナといったイスラム教の聖地周辺に走っていたオスマン帝国が敷設したビジャーズ鉄道の重要性があります。これを踏まえながら、ネットワークインフラの重要性、それを寸断したり、握ったりすることの重要性についても、具体的に地図を示しながら話されるでしょう。

 今回の講演会は世界地図をふんだんに利用したものになるでしょう。地図を頭に描くことで、私たちはアメリカや中国の世界戦略家たちと同じスタート地点に立って思考ができる。日本のメディアのようにそれぞれの国を断片的に情勢だけ報じるのでは理解まで断片的になります。

 そして、第2部では、ギリシャ債務危機と合わせて、いま最も注目を集めている話題、「中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)」とそれに付随する中国の世界的なインフラ投資への支援計画が、世界秩序にどのような影響を与えていくのか、について取り上げていきます。こっちの講演も地図を使った講演になります。



副島先生が、近著「余剰の時代」で示したように、世界的なモノ余りを解決するには巨大な需要が必要です。中国はインフラ開発を切り札にしてユーラシア大陸を鉄道、ハイウェイなどでネットワーク化していきます。これに対してアメリカが警戒感を示している。ところがアメリカの同盟国であるイギリスが、欧米諸国ではまっさきにAIIB構想を支持してしまって、アメリカとその属国である日本の面目は丸つぶれになりました。副島先生は、2009年の『あと5年で中国が世界を制覇する』のなかで、アジア・インフラ投資銀行の出現も予測し、更にその先に登場する中国主導の新世界中央銀行の出現も歴史の必然だとしています。今、中国のイギリスとアメリカの対応が大きく変わりました。興味深いのは親中政策(中国関与重視政策)をとっているのが、イギリスの保守党政権であるという事実です。そこには保守党政権の継続を今回の総選挙で可能にした、ロンドン・シティ(つまり大きく言えばロスチャイルド)の思惑があるんだろうと私、中田は思っています。副島先生がその辺の大きな世界の経済秩序をめぐる問題をどう切り分けて解説するか、この辺も期待できると思います。
 
 以下ではあらましでありますが、上で述べたことを含めてどういう内容が予定されているかを箇条書きにします。当日では後半で質疑応答がありますので、みなさんの質問もぜひ考えてみてきて下さい。

<当日予定される内容>

◯第1部 : イラン・ドバイ訪問記と中東近現代史

*副島隆彦がイランで革命防衛隊に拘束されかかった話
*イランの女達について-ここでも女が威張っているのでもう子供を産まない
*アメリカ経済制裁下のシーア派大国イランと石油大国ドバイの比較
*アラビアのロレンスとは何者だったかをもう一度振り返る
*ロックフェラーに支援されたサウジアラビアと衰退した覇権国イギリスの中東史
*ヒジャーズ鉄道の歴史的重要性
*イランの近現代史
*中東石油産油国とアメリカとの関係

◯第2部: 中国の新シルクロード構想「一帯、一路」とAIIB構想のユーラシア世界地図

*中国の一帯一路構想を大きく地図で解説する:アフリカまで広がる
*イギリスがアメリカを出し抜いて中国と組むことを決めた
*西部大開発と中国の「西進」政策について(これまでの副島中国本どおりに事態が進展している)
*インフラ投資:中国の「余剰」が国境を超える
*シルクロードという言葉は本当は日本人が作ったものだ
*シルクロードを通ってインドに向かった玄奘三蔵法師の真実と「西遊記」の嘘
*イギリス・ウィリアム王子訪日アジア歴訪の真実
*日本はいつAIIBに参加表明するか

<そのほか>

*安倍首相のアメリカ訪問の真実:更にカネをふんだくられることが決まった
*アメリカ大統領選挙はどうなるか-ヒラリーは本当に大統領になれるのか、共和党候補者
*オバマ政権に対して反旗を翻したネオコン派のトム・コットン上院議員について
*副島隆彦自身が「属国・日本論」の“行き詰まり”を検証する
*ネオコン思想にも影響を与えたウォーラーステイン
*副島隆彦のオタク論:おたくは二次元だから「質量」が存在しない
*安倍政権と統一教会(ムーニー)系政治勢力との関係について
*稲田朋美、ヒラリーなど世界の「恐ろしい」女政治家について
など(「そのほか」の部分については内容が変更になることがありえます。)

以上です。

 なお、前半では石井利明研究員が、「福沢諭吉とユニテリアン=フリーメーソン:日本の独立自尊のために戦って敗れた明治の思想家、オピニオンリーダーの人脈について(仮)」を一時間の予定で講演します。イギリスからアメリカ・ロックフェラーに覇権が移る直前に活躍し、20世紀を見ずに死んでいった、慶応大学創始者福沢諭吉の栄光と挫折について、そのユニテリアン人脈とアメリカの知日派人脈、その政治思想についてのミニ講演です。こちらもご期待ください。

お申込みはこちらでどうぞ。

以下が申込フォームになります

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第34回「副島隆彦の学問道場」主催定例会
「副島隆彦が、今の重要な事を洗いざらい語ります」
講師:副島隆彦先生、石井利明研究員

開催日 2015年5月31日(日曜日)
会場 「全電通労働会館 ホール」
アクセス
■JR 中央線 総武線「御茶の水駅」聖橋口出口 徒歩5分
■東京メトロ 千代田線「新御茶ノ水」駅 B3出口 徒歩3分
■都営地下鉄 新宿線 「小川町」駅 A7出口 徒歩4分
■東京メトロ 丸の内線 「淡路町」駅 A5出口 徒歩4分

会場住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台3丁目6
電話 03-3219-2211  FAX 03-3219-2219

※定例会の予定等についてのご質問は、囲む会(042-529-3573)へ、お問い合わせをお願い致します。

【当日の予定】

開場  12:15
開演  13:00
終了  17:30

※開場、開演時間以外は、あくまで予定です。終了時刻等が変更になる場合もございます。
※お席は全て「自由席」になります。お手荷物・貴重品等はお客様ご自身で管理をお願い致します。

お問い合わせ先:
「副島隆彦を囲む会」
〒190-0012 東京都立川市曙町1-24-11 橋本ビル5F
Tel.042-529-3573 Fax.042-529-3746
メールアドレス:snsi@mwb.biglobe.ne.jp

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