「116」 「小沢一郎 対 検察(オール官僚)の闘い」 (2)神州の泉―浮高亭瓢箪氏「衆院予算委の中継」 と真夏の世の夢 氏の 文「森田実のくだらなさ」  1010.3.15

●「昨日の国会、衆議院予算委員会中継を見ましたか? 」

 神州の泉―浮高亭瓢箪

2009年11月 3日 (火)

(本記事は浮高亭瓢箪氏の投稿である。新政権になってから国会答弁の在り方が劇的に様変わりしたことと、鳩山首相の腹の据わった発言を評価している)

 昨日の国会中継の 予算委員会の風景はまったく変わりました。様変わり とはこういうことを言う。

 以前のように、閣僚の背後から官僚たちが顔を出して、閣僚(大臣)たちにアレコレ説明や助言を耳打ちするという異様な光景もなくなった。 自分で答弁が出来ない(その能力がない)閣僚に代わって、「○○局長!」 などと呼ばれて、各省庁の役人たちが入れ替わり立ち代りして答弁に立つことがなくなった。非常にすっきりした。

 「事前の質問通告なしだぞ」 という野党側(自民党側)の嫌がらせにも関わらず、新米の大臣たちが、自前の答弁をしていたのも、なかなかいい風景だった。

 だから、新聞だって、「「脱官僚依存」 を掲げる政府方針により、官僚の出番が徹底的に封じられた。政治家同士の真剣勝負という色合いが強まった。その結果、不毛な批判の応酬に終始していたこれまでの論戦風景ではなく、建設的な問答が目に付いた」(東京新聞) と書かざるを得なかった。

 私は、これだけでも 「政権交代をして、よかった」 と思う。 ところが、いまだにグジャグジャと、「小沢独裁始まる」 とか 「小沢将軍が君臨」 などと言う人(森田実=もりたみのる=氏など) がいるのが不思議でならない。 新政権を担って、懸命に頑張ろうとしている人たちに対する侮辱としか思えない。 この人たちは、本気で、「自公政権時代の方が民主的で良かった」 と、思っているのか? 小沢、小沢と「小沢」の名を上げて貶(おとし)めることで、民主党の内輪もめや分裂を期待して、政権崩壊 を願っているとしか思えない。

 昨日の質疑では、久々に加藤紘一(かとうこういち)氏が登場しました。この人は、自民党のハト派で、自民党保守本流の派閥であった「広池会」のプリンスと言われた時代もあり、本来なら小泉首相などより先に「自民党総裁」になったかもしれない人だったが、あの「加藤の乱」で腰砕けになって挫折して以来、長い不遇を囲ってきた人物だ。こんな、いまでは自民党のはずれ者を質問者として立てなくてはならないのだから、自民党も人材が居なくなったと感じた。

 しかし、彼が、昔の大平(おおひら)首相時代の話をしながら、鳩山首相が代表質問で「あなた方に言われたくない」 などと挑発的な答弁をしたことに関して、「あなたは一億二千万人の指導者なのだから、国会の同僚にも、仲間だと言う気持ちで答弁しなければいけません」 と話しかけたところなど、実にこれまでの予算委員会にはみられなかったもので、「加藤さん、なかなか、やるじゃない」 と思わせた。

 只、惜しむらくは、それを言うなら、 「わが方の谷垣総裁が、代表質問の印象を捉えて、『ヒトラーの演説を聞く、ヒトラーユーゲントのように感じた』という発言をしたことも不適切なものでしたが」  という一言を付け加えなかったことで、私は、「あなたは、あの谷垣発言を認めるのですか」 と聞きたくなった。あれは、ないでしょう。

「対米追従」 が酷(ひど)かったのは、町村(まちむら)氏の発言だった。この人は外務大臣もやった人で、在任中から 「アメリカの言いなりにやることが、日本の安全につながる」 という思想の持ち主だったのですが、このことをはっきり示していた。

 町村氏が、「このままでは、オバマ大統領が来日を取りやめる事だってありえますよ」 と脅(おど)すに至っては、正に、「アメリカの言うことを聞かないと、大変なことになるんだぞ」 と言わんばかりで、米国政府の代弁者になって出て来たみたいな発言であった。

 彼のような「売国主義者」がこの国の外務大臣だったのだから、沖縄など永遠に「アメリカの永久基地」にさせられたはずだ。

 次回、同じようなことを言う自民党の発言者がいたら、「オバマ大統領が、訪日を延期されたとしても、それは先方のご事情ですから、わが国としては何とも思いません」 と、平然と答弁すればいい。そのときは、今度こそ、真剣に「日米安保条約の無条件延期(?)」 を再検討すればいい。「アメリカが本気で日本を守ってくれる」 という「神話」を信じている日本人はもうほとんど居ないと思う。

 また、「日米対等」について、「いままでのどこが対等でなかったか」という町村氏の質問に対しての、鳩山首相の明快な答弁が目に付きました。

 首相は、「これまでの日本の外交は対米追従だった。米国から強く言われると日本の外交姿勢は大きく変わらざるを得なかった」 と明言した。その上で、「イラク戦争は間違いだった。ブーツ・オン・ザ・グラウンド (現場に出て来い) と 米国に言われれば、自衛隊をイラクに派遣した。ショー・ザ・フラッグ (旗幟=きし=を鮮明にせよ)と言われれば補給艦の支援をした」 とし、現在の日米関係は対等ではないと断じた。

 これまで、こんなに明快な答弁をした日本の首相はいなかった。このことを、メデイアはわかっているのか。あまり驚いていないようだから、分かっていないのだろう。この鳩山首相の発言は大変な発言だ。


●「森田実さんのくだらなさ」

投稿者 真夏の海の家 日時 2009 年 11 月 05 日

政治評論家の森田実さんのブログ記事から

(引用はじめ)

森田実の言わねばならぬ【872】
平和・自立・調和の日本をつくるために[867] 《新・森田実の政治日誌》

[「小沢独裁」への抵抗宣言] 民主党は、11月2日の衆議院予算委員会における自由民主党の加藤紘一元幹事長の発言に謙虚に学ぶべきである/「小沢独裁」下で新人議員は「拍手要員」化「投票マシーン」化している/民主党新人議員よ、諸君は誰のために政治家になったのか/諸君を選んだ有権者が後悔し始めていることに気づくべきである/国民は拍手・ヤジ・投票のマシーンを選んだわけではない

http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C05791.HTML

(引用終わり)

 この森田さんの文は、読んでいるともっともらしいのだが、もっともらしい言葉をちりばめただけで、何も言っていない。 具体的に想定するとすぐにわかる。 たとえば、森田さんは、 「11月3日付東京新聞朝刊の「発言」欄のトップに掲載された⟨新人議員も役割果たせ⟩と題する読者 (東京の北村さん)の声」 とやらを紹介している。

「《民主党の事業仕分け人選で、新人議員は研修が優先、新人議員の最大の仕事は次の選挙に当選することだと小沢一郎氏は発言しています。こんなに国民をないがしろにした考えはないと思います。」

 どこが国民をないがしろにしているのだろうか? 新人議員が2ヶ月もたたないうちに何かできると誰が思うだろうか。 そんなことは、会社勤めをしたことがない人でもわかるだろう。 新人議員が最初にやるべきことは、たとえ自分にやりたいことがあったとしても、まずそのやりたいことが国会という場で具体的にどうすればやれるようになるのかを知ることである。 会社でも、どの程度の能力があるかも分からない、さらには議員としての活動の仕方も知らないかもしれない人間にプロジェクトを任せるアホはない。 大体は、誰かの下につかせて学ばせる。そして、これは民主党の責任である。

 そして、その新人議員がちゃんと学んだかどうかを判断するのは選挙民であり、それが証明されるのは、小沢さんの言うように、「次の選挙に当選すること」 なのだ。「小泉チルドレン」 とやらは今回の衆院選挙でどうなったか? ほぼ壊滅である。 おそらくは自民党としての研修らしい研修もなくて、何も学ばなかったのだろう。 ここでも自民党は新人議員を育てるという責任を放棄していたと考えていいだろう。

 こう書けば、森田さん自身が言う 「新しく議席を得た民主党議員は、選挙区の有権者の期待に応えなければならない」 がいかにアホなことを言っているか分かるだろう。「新しく議席を得た民主党議員」 が「期待に応える」 前に、どうやったら期待に応えられるのか、まずその具体的な方法を知るという作業を求められる。 森田さんが言う、民主党のヤジが目に余るなら委員会室強制退去などの罰則規定を設ければいいだけである。

森田さんも自分で何を言っているんだか分からないことを書く前に、民主党新人議員のブログを読んで、彼らひとりひとりが実際に何をやっているのかを知った方がいい。例えば話題になった長崎選出の福田衣里子(ふくだよりこ)さん。森田さんに言わせると、この福田さんも 「ヒトラーの親衛隊」 の一員とことになるのだろう。
「3時半から小沢幹事長と面談し、肝炎(かんえん)法案の成立に向けて、まだこれからの段階ではありますが、光が見えてきたように感じます。これから、与野党すべての議員の力をお借りし、成立に向けて頑張って参ります。」

衆議院議員(長崎県第2区) 福田衣里子のブログ
http://blog.livedoor.jp/ennriko555/archives/51294238.html


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