「2」 竹中平蔵の懐刀の財務官僚の名前が出てくる。
副島隆彦です。 私が重要情報、知識と思う情報文を転載する、の2本目です。 以後、番号をふって、どんどん載せます。
出典は、下↓の実質「1」で書きましたとおり、わざと曖昧(あいまい)にしようと思います。この試みは、情報伝達の仕方についての新たな実験だと私は思っています。 副島隆彦拝

(転載貼り付け始め)

▼2005年10月20日発行号
▼国会中継(10月18日)

全ての国会での委員会審議は院内(国会内)テレビ中継されているが、一般家庭にこの映像は届かない。予算委員会や際物の委員会では時折NHKのテレビ中継が行われるが、その時に質問に立てる機会は極めて少ない。

幸い郵政特別委員会のNHKテレビ入り生中継の時に質問の機会
(13日)を与えられた。既にこの委員会では、4度、質問や討論に立
っている。細かい未消化の質問は未だ残っていたが、テレビ中継となると、視聴者に解り易い内容でどう討論を展開するか、工夫しなければならない。自分なりに考えて作り上げた質問だが、視聴者にはどう映ったのだろうか。民主党は、私を含めテレビ中継のこの日、4人が質問に立ったが、それぞれ個性的な質問ができたような気がする。

質問内容の詳細は、下記でご覧頂けます。
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php


▼郵政特のドラえもん(10月19日)

 7月27日のメルマガにも書かせて頂いたが、竹中大臣の郵政特別委員会での答弁席の後ろにはいつもピタッと付いている補佐官がいる。

竹中さんが答弁するに当たって、一寸でも間が空くと、すぐにメモを出したり、小声で大臣に囁いている。同僚議員何人かに「あの人は誰」と聞いたが誰も知らなかった。仕方ないから郵政特の始まる前に、私から歩み寄って名刺交換させてもらったが、竹中大臣の秘書官で井上裕之さんという人だった。

財務省から派遣されているそうで郵政法案が通ったので、本省へ戻るのかもしれない。あるいは、竹中さんが大臣の間、ずっと留まるのかも知れないが、政府はすごい人材を抱えているなと思った。井上氏と言葉を交わしているとすぐに竹中さんが振り返って、私に「彼は本当に優秀なんですよ。これからも宜しくお願いします。」と言われた。

参院では、かなり突っ込んだ専門的な議論が多かっただけに、竹中大臣にとって井上氏は無くてはならぬ人材だったろう。彼はドラえもんのポケットのように、大臣が答弁に窮している場面ではいつでも答弁メモを取り出していた。彼の脇には30センチ幅程のカバンが2つあって、その中には資料がぎっしりと詰め込まれて
いたのだが、それらの資料を全部しっかりと読み込んでいないと、とてもではないが、俄に取り出すことなど不可能だろう。

翻って、井上氏ばかりでなくこうしたレベルの人材を数多く抱える政府に対し、わが党は、短日時で対案をまとめ提出したことを私は誇らしく思う。

国全体の資料を思うままにつくり出し、数万という官僚群を使って漸くまとめ上げた政府案に、ほぼ数10人の関係議員だけで議論し作成したわが党の法案は、数の力であっさり否決されはしたが、政府案に比べ決して遜色がないばかりではなく、優れていたと、私は今でも思っている。


▼言い忘れたこと(10月20日)

 テレビ中継された郵政特別委員会に於ける私の質疑で、終わってみて後から言い足りなかったこと、言い忘れたこと、遠慮しすぎたと思われることがいくつかあった。労組のことについては、もっと小泉さんにその認識を質せばよかったかな、という思いが残った。

刺客を送るなどの非情な措置は、選挙としては好結果をもたらしはしたが、国民各界、各層への影響についてどう考えるか、聞いてみたかった。目的の為には、法律の許す範囲なら何でもやるという手法が良しとされれば、経済界や、教育界等あらゆる分野で築き上げられてきた日本の“和”の文化を破壊しかねないという思いが私にはある。

特に青少年への影響は計り知れないだろう。狩猟民族であることからくる特性や、一面には多人種をまとめるという目的のために考え出されてきた、と私が考える民主主義の根本理念というものは、意識するとしないとに拘わらず和の心として、私はわが国が永く築いてきた精神文化だと思っている。その日本の根幹のところを小泉総理は、いたぶってしまったように思えてならない。

他党のことではあるが、自党の議員を思いやるなら、前国会で与党自身が出してきた参議院での15項目の附帯決議のうち、1ツや2ツの項目を法案に新たに入れ込んだものを、改めて提出することができた筈だ。そうすれば前回、反対にまわった議員も多少とも修正されたものだから、今回は賛成に転じたと、有権者に説明できたろうし、大義名分を持つことができた筈だ。前回と全く同じ法案を反対から賛成に転じた自民党議員の政治的良心は、これでズタズタにされてしまった。

評論家や一部議員は小泉総理のいう造反議員の転向に“国民への裏切り”と批判するが、私は個人的には斬界に身を置くものとして同情を禁じえない。

評論家は、鳩山一郎もかって除名処分を受けたが、その後、総理になったではないかと解説していた。しかし、一度、党を除名になった者が復活できるのは、力のある少数の議員でしかなく、ほとんどの者は政治生命を失うのではないだろうか。

参院の郵政特で自民党議員が小泉総理の行った非情な措置を「義理と人情でなく・・・」と評価していたが『義理と人情』を『感謝と思いやり』という言葉に置き換えても尚、小泉流を支持する人がわが日本国にそんなにいるのだろうか。

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦拝
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