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「56」 2ちゃんねるの代表の西村ひろゆき氏についての記事を載せます。
副島隆彦です。 今日は、2007年8月10日です。

 国民的な、ネットの情報掲示板である「2ちゃんねる 2ch
」の主宰者なのか代表なのか知りませんが、この2ちゃんねるをここまで大きくして、守ってきた功績は、西村ひろゆき氏という、まだ30代の若者にあります。

私、副島隆彦は、西村ひろゆきという人は、相当に優れた人物だといつも思っています。 彼は、「2ちゃんねる」の運営を10年間続けていて、いろいろな苦難に出会っただろうに、それらの困難と苦しみを、あまり感情に出さずに、飄々(ひょうひょう)と乗り切ってきた。彼の人生観は、「柳(やなぎ)に枝折れなし」だと思う。

 どんなひどい暴風雨でも、嵐でも、大木が根こそぎ倒れても、柳の木は倒れない。 たいしたものだと思います。権力者や大企業と立ち向かっても、西村ひろゆきは、この「柳に枝折れなし」の構えで、無作為(むさくい)の抵抗を行うことで、生き延びてきた。他の人だったら、こうは出来ない。

彼は、訴えられて、おそらく20件ぐらいの裁判を抱えてきただろう。今も数件は抱えているはずだ。ほとんどは、2ちゃんねるに、無記名(名無しの権兵衛)、匿名(とくめい)で書かれた内容が、個人や法人(企業、団体)の名誉毀損に当たるケースであり、怒った被害者(だと自分で思う人たち)が、裁判に訴えた事例である。

悪意の、中傷文の投稿をした人が特定できないので、それで、この総合掲示板を主宰している、西村ひろゆき氏を訴えて、損害賠償請求をすることになる。 西村博之は、裁判所に、これまでに、何十度もも出頭させられている。そして被告・西村ひろゆきの敗訴(はいそ)の判決を、おそらくこれまでに少なくとも、10件ぐらい抱えているはずである。

そして判決で出た、損害賠償の金額は、あれこれ合計で、8億円とかになっているとか、3年ぐらい前に、どこかのサイトの記事で読んだ記憶がある。そんなお金を、貧乏な若者である西村ひろゆきが払えるわけがない。

彼は、賃貸しの公団住宅に住んで、自動車も持たず、自転車で移動するような生活のはずだ。 だから、裁判所の中の、さらに、(強制)執行裁判所の判決までおりて、差し押さえをする、と言っても、差し押さえできるような財産が無い。

 「無い袖(そで)は振れない」の日本の古来の格言(かくげん)どおり、強制執行(民事執行法という法律に基づく)は、日本では、ほとんど有効に機能していない、ということもあって、西村ひろゆきは、それで、今も飄々(ひょうひょう)と生きている。 この生き方は、本当にすばらしい。普通の人に出来ることではない。

 西村ひろゆきの、裁判所での、反論と自己正当化は、「そんなに、ネットの情報掲示板の無記名の投稿文を禁止したいというのなら、そういう法律を、国会で作るべきだ。 私たちは、私たちの管理するネット上に、投稿文を書いて、名誉毀損をした人たちのIPアドレス等の、情報は、裁判所に提出するので、それ以上のことは、役所でやってください。私たちネットの情報掲示板の主催者、管理人の責任ではない」 と、いう姿勢である。

 私は、西村ひろゆき氏の、この姿勢と、決断を支持する。日本国憲法21条が定める、言論の自由 は、徹底的に守られなければならない。たとえ、そのことで、個人の名誉が毀損されることがあっても、それでもなお、言論の自由の方が、優越するので、徹底的に守られなければならない。

2ちゃんねるの管理人で主宰者である西村ひろゆき氏に対して、私は、深い敬意を表する。私の弟子たちは、西村ひろゆき氏と、ほとんど同年齢であり、彼と同じ時に、ネット人間となって、出現した者たちが多い。個人的にも、「おーい。ひろゆき、元気か」とネットで、呼びかけるような人たちである。

 1995年に、「ウインドウズ95」が出て、世界中に、一般人(ピープル people )向けのインターネットという公開された、古代ギリシアのアゴラ(広場)のような、公開された通信の場所が生まれた。日本でも、1007年から、ネット人間が出現して、どんどん文章をネットに書き込むようになった。この「副島隆彦の学問道場」が、私の弟子たちの手で、ネット上に立ち上がったのは、1999年の終わりごろである。私は、今もネット上に、文章を打ち込む以上の技術は何も持っていない。私の弟子たちが、すべてを管理してくれている。ありがたいことだ。

 だから、私は、自分は、西村ひろゆきと、日本のネット言論の世界では同世代であり、同期だと思っている。西村ひろゆき氏の、動向と消長(しょうちょう)は、私、副島隆彦自身の人生
の行く末と、大きくは同じものだろうと、思っている。彼の方が私よりも、20歳ぐらい若いから、ずっと長生きするだろうが、
それでも、これからまだまだ起きるであろう、インターネットの変貌と変化に堪(た)えて、生き残ってゆけるかどうかは、誰にも分からない。

今日は、西村ひろゆき氏に、エールを送りたかったので、ネット上で探した、彼の姿(以下の記事には、彼の討論者としての写真もあったが)を、ここに載せる。 西村ひろゆき君。頑張ってください。  副島隆彦拝

(転載貼り付け始め)

ひろゆき氏「市民メディアはマスコミに勝てない」 (1/2)

 ネット新聞「JANJAN」の市民記者交流会に、2ch管理人のひろゆき氏が登場。「市民記者は構造的にマスコミに勝てない」などと率直に語り、会場を驚かせた。

2006年3月13日 12時04分 更新

「市民記者」によるネット新聞がここ最近、脚光を浴びている。

 新聞社などの報道機関に所属する職業記者と異なり、広く一般から募った記者が執筆した記事を掲載するスタイルが特徴で、「JANJAN」や「livedoor PJニュース」などが存在感を高めており、韓国の市民記者新聞「Ohmynews」も日本進出を決めた。

 一方で、簡単に記事を公開できるブログの普及が進み、国内最大規模の匿名掲示板「2ちゃんねる」(2ch)も健在だ。あえて「市民記者」をうたわなくても、誰でも手軽に情報発信する環境は整った。実際にブログを活用して活動するジャーナリストも登場してきている(関連記事参照)。

 ブログ時代の「市民メディア」の役割とは――このほど都内で開かれたJANJAN市民記者交流会で、編集委員や市民記者が議論を交わした。ひろゆき氏こと2ちゃんねる管理人・西村博之さんも遅れて参加。

 「市民記者は構造的にマスコミに勝てない」「ブログや2chのリンク集で十分」などと率直に語り、JANJANの市民記者や編集者に衝撃を与えた。

 パネリストは、左から武蔵大学講師でJANJAN編集委員の松本恭幸さん、元沖縄タイムズ記者でJANJAN市民記者の比嘉康文さん、フリーライターでJANJAN市民記者の山本ケイさん、西村博之さん、元TBSキャスターで市民メディアアドバイザーの下村健一さん、市民メディア「ツカサネット新聞」元編集長の木佐芳男さん、JANJAN 編集委員の須田春海さん。

 JANJAN は、2002年にスタートしたネット新聞。マスメディアのフィルターを通した二次的な情報ではなく、事件の当事者自らが発言するメディアを目指してきた。

 記者登録すれば、誰でも実名かペンネームで記事を書ける。記事は編集部で編集し、事実確認や文章の校正などを行ってから掲載する。原稿料は支払っていない。

 現在の月間ページビュー(PV)は約400万。登録記者数は約3000人で、編集委員は24人。収益は広告でまかなっているという。

 編集委員の須田春海さんは、「ブログが出てきて個人が自分でメディアを持ち、Google 検索で欲しい情報も得られる今、我々は何をすればいいのか」と問題を提起する。投稿記事を先にブログに公開する市民記者もおり、対応に苦慮しているという。

 また、市民記者の投稿記事は、マスコミが流した情報に関連する二次的な情報が多く、当事者発信メディアになり切れていないことも悩みだ。

「市民メディアはマスコミに勝てない」

 JANJAN へのアドバイスを求められたひろゆき氏は、投稿に記者登録が必要なことや、編集者の手を入れて記事のクオリティを高めていることで、投稿へのハードルが高くなっていると指摘。当事者が参加しにくくなり、マスコミ的にならざるを得ないと話す。


ひろゆき氏
 「2ch に当事者が多く、マスコミに少ないのは、単純に数の問題。ある新聞の記者が1000人いるとして、2ch のユニークユーザーは1000万人。参加者が当事者である可能性は高くなる」(ひろゆき氏)

 「JANJAN がハードルの高さを存在価値とするなら、マスメディア側にいくしかない。しかしマスメディアには、取材費用をもらえ、毎日物を調べているだけでご飯を食べられる人がいる。市民メディアはそうではなく、兼業の人が多いから、市民メディアは構造的にマスメディアに勝てない。ならばやらないほうがいいと思う」(ひろゆき氏)

 当事者が必ずしも情報発信したがらない、という問題もある。「例えば事故を起こした人は、わざわざネットに情報発信するより、慰謝料でおいしいもの食べた方がいい」(ひろゆき氏)

 それでも当事者による発信メディアが必要なら、「2ch やブログのリンク集でいい」とひろゆき氏は言う。「2ch やブログが既にネット上にある。その中から編集者が面白い記事を適当にピックアップして載せればいい」(ひろゆき氏)


● ニュース
「2ch.net」ドメイン差し押さえ?

 ZAKZAK によると、2ch管理人・ひろゆき氏の財産の仮差し押さえを債権者が申し立てた。対象は「2ch.net」ドメインにまで及ぶ見込みという。

2007年1月12日 14時34分 更新

 ネット界激震!! 賠償命令を無視し続けてきた日本最大の掲示板「2ちゃんねる」(2Ch)の管理人、西村博之氏(30)の全財産が仮差し押さえされることが12日、分かった。

 債権者が東京地裁に申し立てたもので、対象となるのは西村氏の銀行口座、軽自動車、パソコン、さらにネット上の住所にあたる2Chのドメイン「2ch.net」にまで及ぶ見込み。執行されれば掲示板の機能が一時停止するのは必至だ。

 12日午前、仮差し押さえを申し立てたのは、西村氏に対して約500万円の債権を持つ東京都の会社員の男性(35)。

 男性は2Ch 上で自身や家族の実名、住所を晒され、「人間の屑」「ネットストーカー」などと誹謗中傷されたため、昨年8月、管理人の西村氏を相手取り、東京地裁に書き込み者の情報開示を求める申し立てをした。

 西村氏が出廷してこないまま、同9月に開示を命じる仮処分が出たが、何ら対応が得られないため、間接強制で1日5万円ずつ制裁金を科すこととなった。それでも西村氏の法廷無視は続き、決定から100日を経て債権は500万円に膨れあがった。

 夕刊フジ既報の通り、西村氏は一切の賠償命令を意識的に無視し続けている。昨年11月の講演会では、「子供の養育費の踏み倒しと同じ。賠償金を払わせる方法はこれ以上ない。イヤなら法律をつくればいい」と強弁した。

 強気の背景には、何ら差し押さえられるはずがないという自信があるとされる。西村氏には固定資産がなく、給与の流れも不明なので、一般的な差し押さえは無理。弁護士が銀行口座を探り当てるなどしてきたが、西村氏も海外に資産を移すなど対抗策を講じてしまい、どの債権者も手をこまねいているのが現状だ。関係者によれば「(西村氏は)時効成立まで逃げ切るつもり」だという。

 男性も西村氏が所有する軽自動車の標識番号や銀行口座など、差し押さえられるものを何とか突き止めた。申し立てに際して周囲から「返り血を浴びる」「またネットでたたかれる」とたしなめられたが、「年収は1億円」とさまざまな媒体で放言する西村氏を見て意を決した。

 「被害者はみな、高い弁護士費用をかけながら賠償金を取ることもできない。当の西村氏は悠然と賠償命令を無視して億単位を稼ぎ、『賠償金が取れない法律に問題がある』と開き直っている。だから恨み言や批判を言うのはやめて、法律にのっとって被害者の痛みを少しでも知ってもらう」

 今後、西村氏の異議申立期間もあるが、これまでと同様に出廷しない場合、早ければ再来週にも強制執行が始まる。

 今回の仮差し押さえは、西村氏個人はもとより、1000万人ともされる2Ch ユーザーにも大きな影響を及ぼす公算が大きい。東京地裁の「値段がつくものは差し押さえ可能」との判断から、「日本国内では前代未聞」(ドメイン登録機関)とされるドメインの仮差し押さえも行われるからだ。

 手続きが進んでドメインの所有権が移り、2Ch というサイトがネット上の住所を失ってしまうと、ユーザーが従来の「2ch.net」にアクセスしても、何ら閲覧できなくなる。

 運営側が掲示板の継続を望むなら、新たなドメインを取得して全システムを引っ越す必要があるが、「2Ch はリスクを分散するため、50台ものサーバーが各自独立しており、全体を統括するサーバーがない。データの書き換えは容易でなく、引っ越しに2週間は必要だろう。さらに新ドメインを周知するのが大変だ」(IT業界関係者)。

 男性は「西村氏の収入源は 2Ch 上の広告なので、すぐに新しい掲示板をつくるだろうが、いたちごっこは望むところ。次は自分以外の債権者が同じ手段に訴えてくれるはず」と、泣き寝入り状態にある全国の債権者に共闘を呼びかける。

 元旦から全国紙に登場するなど注目度満点の西村氏だが、新春から手痛いしっぺ返しを食らうことになった。

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦拝

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