以下に転載する文章は、4月末に、いただいていた、さる読者からのメールです。自己紹介と、私、副島隆彦の本の読書体験を書いています。添付ファイルの文を貼り付けで載せますので、ここには、私からの返事メールは載っていません。
でれきば、次からは、ご自分の決断で、掲示板の方に、どんどん投稿文として、発表して欲しいと思います。しかし、初めての私への自己紹介メールを、私がきちんと受けとめて、お返事を差し上げるのは、学問道場の主宰者としての、私の義務であると考えます。
これまでにも、最近でも、10通ぐらい、自己紹介メールをいただいていますので、近日中に、どんどんこの欄「読者からのメールの転載」に、載せてゆきます。その際に、純然たる個人でると判断する場合は、私は、お名前と会員番号を伏字にします。
副島隆彦拝
(転載貼り付け始め)
副島隆彦様
会員番号****の****です。
先回、「今日のぼやき」購読会員入会時に、副島先生自らメールを下さり、その御礼のメール(自己紹介を含む)を差し上げましたが、そこに私が副島先生の本との邂逅の記述を忘れてしまい、大変な非礼をしたことを、先ずお詫び申し上げます。
私は5年前に結婚を契機に読書人であることを辞めて、伴侶となる嫁(奥さんのこと。関西人は、家内とか奥さんと書かず、配偶者のことを、「嫁」と書くようです。副島隆彦注記) の生活習慣に慣れようと努力しておりました。
しかし、どうにも無味乾燥な生活に徐々に耐え切れなくなり、また己れの知識が只でさえ低く、中途半端に停滞している実情に我慢ができなくなり、嫁の反感を買わない程度にまた本を物色するようになりました。
私は、読書人として日本が幕末から現代に至るまでの歴史の中で、いかなる背景 (列強国の関与) に、この国が揺さぶられて来たのかという事実を、以前から自分なりに理解したい願望がありました。
20年程前から幾多の本を紐解いてまいりましたが、事実に肉迫した内容と思える本に巡り合う機会が滅多に無く、全体像を暴いた本は皆無でした。 明治維新については、杉山伸也氏の『明治維新とイギリス商人』岩波新書(1993年刊)が事実に近いと思っておりました。
2年前のある日、書店の書棚の隅に『属国・日本論』を偶然見つけ購入し、第3部「属国日本の近代史」を読了後、一人快哉を上げました。 この国の言論界に、世界的視野から物事を観て発言できる数少ない人が表れたことと、その人の本を次分が読むことができたことを非常に嬉しく思いました。
副島先生が説かれる「日本はアメリカの属国の一つに過ぎない。」とのお説は、大きな違和感を抱くこともなく(私は藤原肇先生の熱心な読者です)、頭に受け入れておりました。
その後現在までに拝読させて頂いた書籍を明記いたします。
『世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち』
『属国日本論を超えて』
『日本の危機の本質』
『日本の秘密』
『アメリカの秘密』
『ハリウッドで政治思想を読む』
『「実物経済」の復活』
『悪賢いアメリカ 騙し返せ日本』
『天皇の伝説』
『金融鎖国 日本経済防衛論』
書籍は購入したがまだ未読のもの
『リバータリアニズム入門』
『アメリカン・ドリームの終焉』
『法律学の正体』
また本年2月初旬に『今日のぼやき』の購読会員にさせて頂きまして、2000年2月「001」から2004年3月「542」までの4年間分の『今日のぼやき』をHPからダウンロードして、紙に印刷する作業がまだ今日に至っても完了しておりません。(「001」から「542」までで、A-4で
2千頁を超えます。)
現在は順次印刷を終えた『今日のぼやき』を年ごとにファイルし、2001年5月頃までは読了しました、それと平行して片岡鉄哉先生の『日本永久占領』と岡田英弘先生の『日本史の誕生』を併読しております。
最近はうちの嫁から、「あんた! 今更学者にでもなるつもり、子供(2歳)の面倒見てよ!」と叱責を受けており、読書をする時間を捻出することがなかなかに容易ではありません。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、ここから本題に入りたいと思います。
私は先生の『属国・日本論』を読んだ直後、更に強い衝撃を持った内容の本に出会いました。それはジョン・G・ロバーツ/グレン・デイビス(共著) 森山尚美(訳)『軍隊なき占領』講談社+α文庫 (2003年刊)です。
それを読み終わって、既に忘却の彼方にあったCFR(Council on Foreign Relations 外交問題評議会 ) という名前について、確か過去にどこかで読んだことがあるのを思い出しました。
それは、藤原肇/馬野周二(共著) 『日本の危険』東明社(1986年刊)この本の中にCFRについて触れられていたところがあり、それは第4部「米英支配層の正体」で、馬野周二(うまのしゅうじ)先生が、偶然に米国で入手した本を翻訳、紹介した章でした。
これはフランクリン・D・ルーズベルト合衆国大統領の女婿であった、カーチス・B・ドール退役陸軍大佐が、ルーズベルト政権(大統領を取り巻く、ロックフェラーの息のかかった連中) がいかにして、アメリカ合衆国を第二次世界大戦へ参入をさせ、当時の枢軸国であった日本に対して、アメリカ合衆国と開戦するしか選択が出来ぬように仕組んだこと。
さらに、第二次世界大戦後に「新世界秩序」のために、ソビエト共産主義を擁護し、かつ手を貸し、世界の国々を「自由主義国」と「共産主義国」に色分けして、戦後世界のグランド・デザインをいかに構築したかについて内部告白した本です。
原題が「Warlords of Whashington」です。同書の中では、CFA(Council on Foreign Affairs)対外関係協議会として表記されております。 馬野周二先生は、この本を上梓した後に、カーチス・B・ドール元大佐のルーズベルトについて書かれた他著作とこの第4部を合せて、下記の本を出版されております。
馬野周二(翻訳・解説) 『操られたルーズベルト – 大統領に戦争を仕掛けさせた者は誰か』プレジデント社(1991年刊)。
1980年代初めに、二十歳になった私は、高校までの教育者達(日教組が幅を効かせていた時代) の影響もあり、多分に左寄りの思想でありました。 つい最近まで、立花隆などの本も読んでいました。従って、テレビなどで報道される枝葉末節な小悪に怒りを覚えるような、小市民に過ぎませんでした。
当時の私には馬野先生は、右翼的な存在に思えてしまい、折角お会いするチャンスがあったにも拘わらず、機会を逸してしまいました。私自身は、小悪ではなく巨悪に目を向けねばならないと気が付いたのは、まだ3、4年前のことなのです。今までにどれだけ騙されてきたのか、それを想うと朝露のごとき人生の持ち時間を、何とも無駄に消費してしまったのかと、悔やまれてなりません。
いまの若い人でこのHPに集う人々は、非常に恵まれているということに気が付いて欲しいです。自分が若い頃は、コンピューターのネット世界など有りませんでした。良書を読むためには、読書遍歴で培った自分の頭で判断するしかなく、無駄な書籍も沢山読まざる負えなかったですし、包括的な知識を導いてくれる先生がいたとしても、その人に直接会いに行かなければなりませんでした。
今のように気軽に、メールでやりとりできる時代ではありませんでした。只、何時の世も同じですが、幾ら便利な世の中になろうとも、物事の根幹を探求する人は、非常に少数に限られてしまうようです。インターネットという道具を使用して、人々が何を求めるのかと言えば、日本では利用者の8割以上はエロサイトを検索しているだけのようですから、文盲率は下がっても、識盲率が残念ながら、いまだに上昇中なのです。
話しがだいぶ横にそれてしまいましたが、CFR(シー・エフ・アール)について是非お聞きしたいことがありますので、下記に引用します。『軍隊なき占領』の中から、CFRについて書かれた概略を引用します。
<引用開始:『軍隊なき占領』資料篇 357ページ~358ページ>
2 外交問題評議会(Council on Foreign Relations CFR)は、トーマス・W・ラモント(ウィルソンの財務顧問でロックフェラー財団理事)などにより1921年に設立された。初代メンバーには、レイモンド・フォスディク、ジョローム・グリーン(1901~10年までハーバード大学学長秘書)などがいた。
グリーンの兄弟ロジャーもCFRの有力メンバーだった。CFRは多数の政治家、政府の助言者を輩出した。CIAの前身であるOSSのウィリアム・L・ランガ-(ハーバードの歴史家)もその一人。CFRはイギリスのチャタム・ハウス(王立国際問題研究所)と近い関係を保ってきた。
複数の有力財団から支援を受けており、アメリカ外交政策とロックフェラー利権の要。一時、会員数は1725人になった〔1999年現在の会員数は3千3百余名〕クリスチャン・サイエンス・モニター紙はCFRメンバーのほぼ半数は「政府ポストないし顧問の職に招聘された」と書いた。
<引用終了>
引き続きCFRについて重要な部分について同書より引用します。
<引用開始:『軍隊なき占領』216ページ~221ページ>
このアメリカの外交政策専門グループは、1921年の創設以来、アメリカの政策策定における最有力勢力として君臨してきた。評議会メンバーは、第一次世界大戦後にアメリカが策定した主要な外交政策のほとんどすべてに関与した。
したがって、戦後日本の「逆コース」を工作したアメリカの金権家たちが、1930年代末期に対日本石油禁輸措置(ABCD包囲網)をかくも巧妙に計画した、同じパワーエリートの首領であったとしても意外なことではない(だから日本はパールハーバー攻撃を余儀なくされたのだ、という日本人は少なくない)。
彼らはまた、広島と長崎への原爆投下を承認し、それと並行して太平洋戦争終結の和平目標と条件を練りあげた政策立案者でもあった。これらの首領は兼務する別の職務権限によって、1951年に調印された日本初のアメリカとの平和条約の立案にあたっても影響力を行使できる立場にあった。
彼らはいったい何者なのか。彼らに共通していることとはなにか。答えとして一つ挙げられるのは、彼らが巨大多国籍企業、とりわけロックフェラー一族のスタンダード石油系列企業となんらかの関わりがあること、そして、その多くはCFRの後援者だったということである。
ロックフェラーの支配下にあったこのシンクタンクは、第二次世界大戦以前から、また、とくに戦後になってから、多数の外交政策専門家を閣僚に送りこんできた。「新世界秩序」が本格的に話題にのぼるときは、国際的再編成に向けての具体案はかならずCFRから生まれるのである。
<中略>
戦後、アメリカの多国籍企業の対日戦略策定にあたっては、ロックフェラー・グループが原動力となってきたことは疑問の余地がない。ロックフェラー系の主要企業が外国から得ている収益は総収益に対して異例の高比率を占める。
他のアメリカの寡占と同様、彼らは関心のある国 ― 主として天然資源を有する国、あるいは、市場を提供できる国 ― に対する政府の政策を動かすことについては強い動機をもっている。ロックフェラー・グループの場合は、国の外交政策を生みだし、その採決を確実にするためのもっとも有効な私的機関として、CFRは機能してきた。
ロックフェラー一族の内部工作に詳しかったファーディナンド・ランドバーグは書いている。 「CFRメンバーの大部分は、財界、金融界のリーダーと企業の顧問弁護士だが、随所に学者を配しており、国務省と国防総省の主たる外郭機関である。また、それらの省庁に、トップクラスの政策策定者を送り、多大の忠告を与えている。(略)
ロックフェラー一族とCFRメンバーの多くについていえることだが、彼らの私的な利権は、組織として制度化されたアメリカの国家としての決定的に重要な利権と密接に関わっている。一方を叩けば、もう一方も叩かれる。一方が血を流せば、他方は大量に出血する。」
<中略>
CFRは、財界・金融界のリーダー、企業の顧問弁護士、政府職員、学者、教育者、財団理事、出版業者、政治家から構成されているが、第一次世界大戦末期の設立以来、海外に利権を有する大企業の惜しみない援助を思いのままに受けてきた。
最初はモーガン一族の影響力が圧倒的であったが、1930年代末にはロックフェラー・グループが優勢を占めるようになり、以来、今日にいたるまで、一族の者とその家臣たちがCFRのもっとも気前のよい後援者および会員となってきた。
建国のその昔から、野心的なアメリカ人は、政府を動かすにはみずから政府になってしまうのが最善の策だという自明の理を実践してきた。CFRは、いわば、金持ちとその幹部が、政治的、また、知的に有力な仲間と交際して利をはかる排他的クラブであり、この本質的性格は設立以来ずっと変わっていない。必然的に、CFRは、政府スタッフ、とりわけ、外交、防衛、経済分野のポストに登用されるための踏み台となった。
とはいえ、CFRの会員たちは伝統的に党派政治に関与することを避けており(少なくとも嘆いており)、その姿勢がCFRを持続させる源となっていることも事実である。
<引用終了>
重複しているかもしれませんが、更に引用を続けます。
<引用開始:『軍隊なき占領』資料篇 373ページ>
富と権力を手にしたアメリカ人の集まりであるニューヨークの外交問題評議会(CFR)は、新世界秩序の立案をする目的で第一次世界大戦直後の1921年、J・P・モルガンのパートナー、
ラモントらにより設立された。
CFRのメンバー、なかでもロックフェラー系の中枢メンバーは次々に壮大な世界秩序のビジョンを生みだしてきた。また、外交問題専門誌『フォーリン・アフェアーズ』(年五回刊)を発行し、今日、直面する重要問題に関し国民のコンセンサスを求めている。
CFRのパワーブローカーたちは、次いで、国民にとって何が最上の利益であるかを地域のエリートに「教育」すべく影響力を行使するのである。ほとんどマスコミに登場しないため、一般には知られていないが、CRFのメンバーはアメリカの政治と外交に重要な影響を及ぼしている。
”Imperial Brain Trust”by Shoup and Minter によれば、1940年から73年までアメリカの対アジア政策決定者の圧倒的多数がCFRのメンバーだった。一部を挙げると、デイビット・ロックフェラー、アレン・ダレス、ジョン・F・ダレス、ハリー・F・カーン、ヘンリー・キッシンジャー、という錚々たる顔ぶれだった。
<引用終了>
副島先生の『世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち』から巻末の付録からも引用します。
<引用開始:『世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち』407ページ>
14.Foreign Affairs
『フォーリン・アフェアーズ』
国際・外交問題の専門誌。外交官や政治学者が読むので、どうしてもリベラル派が多い。かつ「日本研究」の論文がよく載るので、日本人の知識層に読者がいる。ただし、発行元はCFR
(アメリカ外交問題評議会)で、ここがニューヨークの金融財界人の政治ロビーの総本山であることを知る人は少ない。
<引用終了>
前述しました藤原肇/馬野周二(共著) 『日本の危険』第4部「米英支配層の正体」のなかから、カーチス・B・ドール元大佐による前言を引用します。
<引用開始:『日本の危険』177ページ~178ページ>
1941年12月7日のパールハーバー攻撃に至った出来事の真相を、あなた方に知らせれる機会を、私はたいへん歓迎するものです。
この攻撃は、合衆国政府の高官層の中で動いていた汎世界銀行カルテルとその代理人達によって引き起されただけでなく、待望され歓迎された。平和を愛する日米両国民の上に落ちかかったこの惨劇を回避するために、事前に十分な警告が可能であったことは、当時よくわかっていたのです。
この同じ汎世界銀行カルテル当事者は、国際警察軍と世界統一通貨を持つ、国際連合タイプの世界統一政府による世界独裁制・…人民の解放ではなくその奴隷化のための…・を画策した。彼らは日本とアメリカの偉大な文化と伝統を貶しめ、破壊する方途を捜していたのだ。世界平和を推進するという見せかけの下に、意図的に第二次世界大戦を起した。
その同じ国際戦争共謀者とその手先は、中国を毛沢東とその追従者に渡すために、第二次世界大戦の終了を故意に遅らせた。中国大陸にあなた方の敵を作り上げつつある間に、彼らは国際共産主義に東ヨーロッパを手渡してしまった。彼らは赤色ロシアに北朝鮮を取り込ませるために、意図的に戦争を長引かせた。そしてあなた方の咽喉部の戦略重要地を彼らに与えるべく、樺太と千島を売り渡した。
無辜の男女、子供を大量殺戮し、ベビーベッドに寝ている赤ん坊を生きながら焼いた広島と長崎への原子爆弾の投下を命令したのは、米国における対外関係協議会(CFR)と一心同体の、これらの戦争謀略者たちであった。この残忍な凶行は、ただドレスデンの虐殺によって越されるだけだ。
日本政府が和平への公式の提案を行なった後---私は繰り返す、後---広島と長崎の破壊は命令されたことを
<引用終了>
この質問のメールを作成している間に、副島先生が『今日のぼやき』の「543」、「544」をHPに発表されて、私の個人的な質問が一部分、氷解してしまいました。
本当は前世紀のいつ頃かに、間違い無くにロスチャイルド財閥とロックフェラー財閥との「新世界秩序」について取引があった筈です。そのことについては、後日にしたいと思います。 私は陰謀論は好きではありませんが、過去の事実がそうであるならば、それを避けて通るわけにも行きません。 副島先生も仰っているように、歴史のなかでの政治的出来事には、裏表一体となって必ず経済的出来事が関連している筈なのです。どちらかが欠けたら、歴史的出来事にはならない筈なのです。
第二次世界大戦が終了間際に、連合国の各国の蔵相が集まった「ブレトン・ウッズ会議」で、戦後の世界通貨貿易体制について協議し、それまでの「金本位制」から「ペーパー・マネー本位制」に完全移行することを決定。このときにIMF(国際通貨基金)と「世界銀行」が作られることになったのは、決して偶然ではなく、これは「ヤルタ会談」よりも、一部の者にとっては非常に重要だった筈である。
今回は既に相当の紙幅をさいてしまいましたので、ここに私が「543」、「544」から、先生からインスパイヤーされて得た、ひとつの考えを述べさせていただいて、質問の代わりとしたいと思います。 もし間違っているようでしたら、ご指導下さいますようお願い申し上げます。
アメリカ合衆国は表面上、民主的共和国を装っているが、その実は世界皇帝を戴く悪の帝国である。過去の絶対君主制国家とは異なり、今の世界皇帝はアメリカ国民や属国の首領達に対して、自分が皇帝であることを自らは公言せずに、あくまでも院政政治を貫いている。
元々は野心的アメリカ人にすぎなかった(ジョン・D・ロックフェラー 1839-1937)が、政府を動かすには自ら政府になってしまうのが、ロックフェラー家の繁栄に最善の策として、石油財閥を足懸りに、まずアメリカ合衆国の政府の中に、彼の意図に沿った政策を策定できる者達を、大量に送りだし影の政府を構築していった(彼の頭脳明晰な下僕達が、集う場所がCFRである)。
その後、20世紀に起きた2つの世界大戦に、アメリカ合衆国を巧妙に参戦させることにより、その戦争から得られた、莫大な経済的恩恵により、ロックフェラー一族は世界皇帝の地位を磐石なものとし、現在も見えざる世界政府として君臨している。
第2次世界大戦以後も戦争経済を継続させる為に、ボルシェビキの連中に経済援助 (合衆国ドル紙幣の原版を供え)並びに技術援助(敗戦国ナチス・ドイツの多数の原子力に関わる科学者達を引渡し)を供与して、ソビエト・ユニオンを冷戦相手に仕立て上げ、40数年に渡り、東西の冷戦構造という演出された世界へ、世界の人々を陥れ、終わりなき緊張を煽り続けて来た。
何千万人に及ぶ無辜の人々の屍の上に、この世界帝国は成り立っており、帝国の属国である我々も、それらの人々の屍の上に、経済的恩恵を享受しているに過ぎない現実を直視せねばなりません。
この世界帝国はローマ帝国が奴隷経済で成り立っていたのと同じで、常に紛争や対立(イデオロギーに求心力が無くなった現在でも、民族主義、宗教対立など混迷の状況創りには、事欠かないのです。)を求めなければならないのです。従って、ソビエトが倒れた今日に至っても、世界帝国の表の顔であるアメリカ合衆国の現ブッシュ政権は、世界皇帝の意に沿うために、新たな緊張を模索しそれを創り続けているのです。
映画『マトリックス』のなかで、現実の世界に連れてこられた主人公のネオに、モーフィアス(旧約聖書 出エジプト記に登場する、イスラエル人を率いてエジプトを出て行くリーダーのモーセのこと?)が「マトリックス」について説明する下りがあります。
「マトリックス」とは「支配」で、「我々はこの仮想空間のなかにいる。」この台詞こそ、現実の我々が置かれた、今の立場を、如実に言い表している言葉ではないでしょうか。
****拝
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦拝
「この「第2ぼやき」記事を印刷する」
(第1回目として、「気軽にではなく重たい気持ちで書く掲示板」から、「[3614]ここの会員のご住職(僧侶)からのメールを転載いたします。 投稿者:副島隆彦投稿日:2004/04/26(Mon) 07:19:03 」と、「[3613]続けて私の本の読者からのメールを転載します。 投稿者:副島隆彦投稿日:2004/04/25(Sun) 06:39:26」と、「[3612]イラン在住の主婦で私たちのサイトの読者からのメールを転載します。 投稿者:副島隆彦投稿日:2004/04/25(Sun) 06:22:17」の、3つのメールを転載します)
副島隆彦です。
私は、今日、はっきりと、この「重たい掲示板」では、もうとてもありがたい読者からのメールとそれに対する私からの返事メールを転載することは不都合だ、と分かりました。
私が、この「重掲」を占領すると会員たちが、ここに自分の意見を自由に書くことを憚(はばか)る傾向が出ています。私が、皆さんの邪魔をしていることになります。
それで、私へのまじめなメールは、今後は「今日のぼやき」と同じような扱いにして、「今日のぼやき」の下に並べて、「読者からのメールの転載」欄を作ります。その方が、皆さんにとっても便利だと思います。
この「重たい掲示板」は、このまま、自由にどんどん投稿なさってください。特に、会員であれば何の遠慮も入りません。「私は、こう思う」と率直に書いてください。お願いします。
今日、以下に載せるのは、横山さまという広島県の地方で、お寺のご住職をなさっている会員からのメールです。私と同輩ぐらいだと思います。私の本を読んで、私の「この、日本の”肉食妻帯(にくじこさいたい)の腐れ坊主”どもめが。オウム真理経に走った、あの、本当の信仰を求めた、純真な若者たちをどうして、お前たちが受け入れることが出来なかったのだ」と、いう罵詈雑言(ばりぞうごん)に、共感してくださった僧侶のおひとりです。
私たちは、決して僧侶になる必要はないのですし、今のまま習俗としての信仰の中で「在家(ざいけ)の門徒(もんと)、衆生(しゅじょう)」として生きていればいいのですが、時には、やはり、高い精神性を身に着けたいとも思います。特に、これだけ、アメリカのグローバリストによる、日本国民洗脳=日本人奴隷化の、敗戦以来の59年間の支配と策略が、きついと、そろそろ、私たちも本気で怒り出さなくてはなりません。
副島隆彦拝
(転載貼り付け始め)
----- Original Message -----
From: ***************
To: GZE03120@nifty.ne.jp
Sent: Friday April 23 2004 9:11 AM
副島隆彦様
はじめまして会員番号2536の横山全雄と申します。
今年二月に会員にさせていただきました。すぐにでも返信をと思いながら、セット購入した著書や「今日のぼやき」を読ませてもらってからと思い二ヶ月が過ぎました。実に沢山の本当のことを学ばせて下さり、世の中を見る目を養わせていただいておりますこと、深く感謝いたします。
小生、東京に生まれ、大学は経済学部を卒業しましたが、その間一冊の仏教書に出会い、会社勤めの後、寺の生まれでもなかったのですが、日本の僧侶になりました。
その後インドにまいりましてインド仏教の比丘( 南方仏教の戒を受けて正式な僧侶) として三年半程過ごしました。しかし、比丘にはなりきれずに日本に戻り、今では、世界基準の仏教から見て恐るべき破戒集団の一員として広島県の田舎の寺の住職を務めております。
インドなどでは田舎の人たちでも道行く姿が堂々としていて、お年寄りなど哲学者然とした風貌に感心しておりました。それに引き替え現代日本人の歩く姿の落ち着きのなさ、自信のない様、老人たちの風格のなさに、なぜだろうかと常日頃考えておりました。初めて5年程前に先生の「日本の秘密」を読ませていただき、また「日本の危機の本質」を続けて読み、納得した記憶が御座います。
ところで、小室直樹先生の著書「数理的思考」の中に日本仏教の不思議さについて記されています。仰る通りだと思います。また、先生の「アメリカの秘密」の中に指摘がありますように、今では世界基準の仏教とはどのようなものかさえ知らず、知ろうともせず、正に日本のムラ社会だけで通用する人間たちの集団が既成仏教教団であると思います。
様々な業種が世界水準の試練に晒されている今、唯一井の中の蛙で午
睡を貪っている集団と言えるのかもしれません。
しかしこのような世界に通用しない仏教のまま厳然とその存在を改めることなく存続している原因に、本来的に日本人が論理的発想が出来ないことがあり、その為、戒律を守るから僧であることの意味が分からずもともと戒が軽視されてきました。
この事実に加え、明治維新の国教神道化政策とそれによる肉食妻帯解禁令後は、なし崩し的にそれが常態となってしまいました。
さらに戦後のアメリカの民主化による洗脳によって、現人神(あらひとがみ)への信仰を脱色させられ、かつクリスマスにバレンタインデー、教会での結婚式などと、日本人を宗教的痴呆状態にさせてしまった。それによって宗教の本来持つ人々を煽動していく力を、日本人から吸引し、日本人自身の宗教に対する期待価値をおとしめていったとも言えるのではないかと思います。
先生ご指摘のように、本来、寺院は世間の特に若い層のどうしても信仰に走らねばならないタイプの人たちを吸収する役割を担うべき存在であらねばならないと痛感するところであります。
言論界で先生のなさっておられる真実を追究するというお仕事の大切さ同様に、既成仏教教団各派の内実を白日の下に晒すことも肝要であると考えます。
私もすでに、妻帯し肉を食らう輩であり、そもそも僧侶と言える者ではない、それなのに寺に住まわせていただいていることは誠に申し訳ないことであり、本来であれば寺を去らねばならない身であることは承知しております。したがいまして現状において、僧と言えるものではなく、単にお寺を管理運営する役職にすぎないというその立場を包み隠
すことなく事ある機会に申し述べつつ、儀式儀礼を執行する以上に出来る限り知り得た知識を縁ある人にお伝えすることを今の小生の仕事と受けとめ勤めていきたいと考えております。
これからも先生から多くのことを学ばせていただきたいと思っています。様々な知識を学ばせていただいております感謝の気持ちを申し上げたくご挨拶をさせていただいた次第であります。なお、小生個人ホームページに先生の著書を一部推奨させていただいておりますことをここに通知申し上げます。 どうかお身体ご自愛下さいまして、今後とも宜しくお願い申し上げます。
平成16年4月23日
〒**** 広島県********** **寺
住職 横山全雄
HP.http://www.geocities.jp/zen9you/
横山全雄(よこやまぜんゆう)さまへ
副島隆彦です。
ご住職様から、このようなかくも有り難うメールを頂きまして、感謝の気持ちで一杯でございます。私の本に注目していただきまして有難うございます。
私は、私なりに自分の出生の根拠を探るための長い旅をやってきました。人(=人類)はなぜ生きるか。あるいは、何のために生きるか。 What is the life for ?( ワッツ・イズ・ザ・ライフ・フォー ) という大問題には、どうせ、サイエンス(近代学問)
によっても、答えられるはずもないことは、だいたい分かりました。
ですから、この人間の出生(しゅっしょう)の秘密に迫ることは、私は出来ないし、はじめからこの日本語という雑種言語では無理だと、20歳ぐらいの頃から諦(あきら)めていました。
ですから、「オントロギー(人間の存在論。20世紀以降は、イグジステンシアリズムとも言う。)は、日本語(による思考)では無理だから、やめたほうがいい」と周りにも言ってきました。
私は、自分が生活してゆく為の目の前の現実から、逃げる気がなかったですから、それですべてを受け入れて、ごく普通の日本人として、習俗に従って、生きてきました。それでも、日本の伝統的な既成の、各宗教教団の破戒僧(はかいそう)たちの群れ、すなわち日本のそこらの、お坊さまたちに対する、怒りのようなものはずっとありました。
私もまた、横山さまと同じく、どうしても僧侶( monk モンク)にならねば済まない人間だったのですが、私の場合は、それほどの純粋な思い詰めはありませんでしたので、それで、ごく普通の「在家(ざいけ)」の生き方をしてきました。前頭葉の張り詰めるような緊張
はありますが、それでも、うまい物は好きですし、性欲はありますから、それで、自分はいくらか精神性(スピリット)の高さはあるけれども、出家や、修道院での僧侶の生活は、無理だなと分かっていました。
私は、呆然とした経験は、タイのバンコクの郊外で見かけた、タイの僧侶たちの中の高僧のすばらしい、突き詰めたような気高さでした。思わず、走り寄って膝まづこうかと思いました。人間の突き詰めた気高さをあの時、感じました。映画『ビルマの竪琴』の中のお坊様方も美しかった。
それから、東京の山の手線の駅の、プラットフォーム(「ホーム」ではありません) で見かけた、東京へのアジアからの若い留学層が、あたりをかまわず、坐臥して一心に読経されていた姿でした。
あとで、友人の僧籍もある学生に聞きましたら、「電車の中で、女性の
衣服にでも触れたのだろう。それで、自分の内面の破戒に直面して、読経していたのだろう」とのことでした。
私たちの学問道場には、すでに、20名ぐらいの僧侶や、尼僧が会員になって下さっています。私は、私のような人間修行の足りない、意地汚いまでに汚い言葉を書き連ねて来た人間の本を読んで、それで、共感して下さる僧侶の皆様がおられることに、気を強くしています。
私が、政治映画評論本の『アメリカの秘密』か『ハリウッドで政治思想を読む』の中で、たしか、「日本の、宗教各派の腐れ坊主どもめ」と書いたことに、素直に、正直に反応してくださった結果です。
私は、先生の小室直樹に習ったのですが、250ぐらいある本来のインド仏教の戒律のうち、平安時代ぐらいまで、80ぐらいは残っていたのだが、鎌倉時代の動乱期に日蓮(にちれん)上人が、8つ(6つ?)に減らし、それを、親鸞(しんらん)上人が、全て無くしてしまった。それで、「われ、禿(は)げ坊主の、破戒僧の親鸞は、・・・」「正直に生きるぞ」と尼さんと結婚されました。 西暦1517年に、マルチン・ルターが、「95か条の質問状」をローマ教会にたたきつけて、それで、さっさと尼さんと結婚したのと、そっくりです。
横山ご住職さまをはじめ、多くの日本僧侶の中にも、本当の「空」(くう)を知っている人がたくさんおられて、すなわち「この現世の一切のことに幻想や欲望や執着を持たない」ということを、大変な勉強量で体得なさっておられるのだと、思います。
それでもこの現世は、virtue ビルトゥー、ヴァーチュー、気概、気迫、根性、信念、だけでは生きてゆけませんので、fortuna フォルチュナー 、運命、運勢、時の運、時代の制約、に従って生きてゆくしかありません。こういう時代に生きていることの仕合(しあわ)せをかみ締めながら、精一杯、自分にまじめに生きて行きたいと思います。
横山様の、その誠実な生き方に、共感いたします。
私が死ぬまでの間には、必ず、機会をとらえて、横山様の広島のお寺まで参詣に参ります。そのときは、一心にお釈迦様(ゴータマ・シッダルダー)を拝ませていただきますので、よろしくお願い申し上げます。この度のご縁を大切にいたしたく存じます。まことに、ありがたく、かたじけなく、もったいないことであります。
副島隆彦拝
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦拝
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[3613]続けて私の本の読者からのメールを転載します。 投稿者:副島隆彦投稿日:2004/04/25(Sun) 06:39:26
副島隆彦です。 続けて、今朝来ました読者からのメールを転載します。私は、こういう営業の現場のサラリーマンで、かつ、ものごとの先を読む能力と知力にあふれた人が大好きです。
日本の腐れ大学群で、何か勉強(学問)をやっている振りをしているような、軟弱な人間たちには、あまり期待できないのです。
私たちが今度、出版するために動き出した、SNSI第1回研究論文集でもある、『ユダヤ人が近代資本主義を作ったのだ。
ああ、すばらしいユダヤ商人。その強欲さこそは、人類の至り付いた
最後の地点です』という本のことを、ついでにチラリとお知らせします。 副島隆彦記
(転載貼り付け始め)
****さまへ
副島隆彦です
メールを有り難う御座います。
私は、今は弟子たちと、「ユダヤ人が近代資本主義を作ったのであって、プロテスタントではない。ユダヤ商人たちの意地汚いまでの強欲人間でないと、金儲けは出来ない。ユダヤの商法、浪速の商人の商法は同じこと。それに対して、正義、人権、正直、人命尊重などの”綺麗(きれい)事の思想”は、ユダヤの冷酷な思想である ratio レイシ
オ =ラシオナリズム が
『あんまりだ』ということで、政治権力を かさに来て、何とか中和させようという苦し紛れの制度思想のことだ」 という内容の本を作成開始しました。
貴兄は、真に、優れた人であるとお見受けします。現実の世界の何たるかを、実によく分かっておられる。私は、貴兄を自分の読者に持てて嬉しく思います。
私の弟子の****君を通して、「毎月数万円程度からでも可能」な海外投資の件のご紹介をいたします。「北朝鮮への経済制裁を目的としたと言われる外貨送金規制法案ですが、これはやはり CAPITAL FLIGHT を防ぐ事を主眼に置いたものである」とお書きのとおりです。
私はそれへの対応策を今、考えている最中です。 副島隆彦拝
----- Original Message -----
From: *****************
To: GZE03120@nifty.ne.jp
Sent: Sunday April 25 2004 12:50 AM
Subject: いつも大変お世話になっております!
副島様
前略
いつも大変参考にさせて頂いてます。また、副島先生の勇気に心より敬服している一人です。
小生は債権放棄を2回受けたゾンビ企業と言われるリストにも載っている商社に勤務しております。この5年間を振り返りますと、これを合成の誤謬と言うのでしょうか?
生き残る為と言えばそれまでですが、決算も粉飾ばかり、信用不安のある取引先には強引な担保の要求、又は強引な商い撤退を繰り返し、何か問題があれば部下や他の者に責任を押し付ける。こんな事ばかりで、本当に良いのか?自問自答する毎日です。
小さい子供が居るのですが、子供に友達を大切にしなさい!、嘘をついてはいけません! と教えている我が身を振り返りますと、何故こんな日本になってしまったのか? 誰がそのように仕向けているのか?この答こそが、先生の書物にあると感じております。
『やがてアメリカ発の大恐慌が襲いくる』は、文中にもありますように、今回は本当に緊急出版された様子で、いよいよ本格的な激変が近付いていると感じております。
ただ、小生のような平民は、お金もそれ程ありません。いくばくかの資金を、三井物産の ON LINE TRADE で GOLDSILVER をコツコツと貯めている程度です。何となく漠然と勘がその様に働いておりましたが、先生のお陰で論理的な裏づけが取れ確信に変わった様に感じております。
最近は海外FUND のご紹介を多くされておられますが、その中の『積み立てプラン対象のFUND』についてですが、毎月数万円程度からでも可能なのでしょうか? そんな小さな規模で投資のコンサルタントが相手をしてくれるものかどうか、疑問を感じている次第です。ご助言を頂ければ幸いです。
それから、最近、北朝鮮への経済制裁を目的としたと言われる外貨送金規制法案ですが、これはやはり CAPITAL FLIGHT を防ぐ事を主眼に置いたものであると考えておりますが、そう考えてよろしいでしょうか?
最後に、色々な圧力が先生に掛かっていると、お察し致します。文中からも先生が命を賭けて執筆されておられる事が伝わって参ります。どうか、お気をつけ下さい。 早々 ****
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦拝
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[3612]イラン在住の主婦で私たちのサイトの読者からのメールを転載します。 投稿者:副島隆彦投稿日:2004/04/25(Sun) 06:22:17
副島隆彦です。 イラン在住の主婦からのメールを転載します。
私たちは、かならず、近い将来、以下に記述のあるカスピ海沿
岸の美しい都市、ラムサールに、御誘いに応じて、みんなで出か
けようと思います。 副島隆彦記
(転載貼り付け始め)
----- Original Message -----
From: *****************
To: snsi@mwb.biglobe.ne.jp
Sent: Saturday April 24 2004 3:32 PM
Subject: 副島先生、メール有難うございます。
イラン在住の主婦、****と申します。
まさか副島先生から直々にメール頂けるとは・・・受信トレイに副島隆彦の名前が現れた時には、感激でマウスを持つ手が震えてしまいました。尊敬する副島先生からのメールは私の宝物です。本当に有難うございました。
私はカスピ海を目の前にしたラムサールという小さな町に住んでます。イスラム革命前はパーレビ元国王一族の別荘地でした。目の前はカスピ海、すぐ後ろはこんもりとした山々が連なり、海の幸山の幸が豊富です。温泉もあります(家から徒歩で15分ぐらいです。)。塩分を含んだ乳白色の良いお湯です。
冬は暖かく、夏は涼しくて、雨も適当に降りますし、とても暮らしやすいです。美しい町です。副島先生そして門下生の皆様、こちらにおいでになることがございましたら是非、ご一報ください。お宿とお食事のお世話ぐらいはさせてくださいませ。のんびりカスピ海で釣りなどいかが?でしょうか。
****さまへ
副島隆彦です
再度のメールを有り難う御座います。
私は、**** さまが、ラムサールという美しいイランのカスピ海沿いの町でお暮らしと知りまして、そして、私どもの「学問道場」にお越しいただいて大変、嬉しく思います。
かならずや、将来、私どもの学問道場に、生活資金の余裕が出ましたら、イラン国への現地研究をかねて、****さまのお宅に一門でご厄介になりに参ります。
イランの国王レザー・シャーの統治の伝統と、イスラム・シーア派の高僧たちの透徹した思想(日本人では、唯一、井筒俊彦氏だけが理解しました。テヘランにある、西欧、アジアの両世界の学者の最高峰たちからなるエラノス会議の正式会員。)の両者への尊敬の気持ちが、私にはあります。そして、地元の人々への尊敬の気持ちこそは大切であります。
日本では、今こそ、日本女性たちが守り育てている反戦平和の願い(土井たか子さんたちの崩壊寸前の社民党が、最後の砦になっている)を大切にしたいと私は考えます。
日本の男たちは、からきし駄目です。みんな、アメリカの手先か、それに屈従した奴隷サラリーマンです。そのくせ、勇ましそうな、「紛争の現地に行く者は、自己責任でゆけ」( そんなことは、当たり前だ。馬鹿。 副島隆彦記)というような腰抜けの強がりを言っています。
どうか、遠いイランから、私どもの言論活動に注目してください。私たちは日本国内で全く無力ですが、それでも、取るべき人間としての態度において、誰に遠慮することもなく一灯の火を属国・日本で点し続けます。
アメリカ帝国の横暴に絶対に屈さないイラン国民に深い敬意を表します(若者たちの多くは、欧米欲望世界に憧(あこが)れているでしょうが。)今後とも「副島隆彦の学問道場」を宜しくお願い申し上げます。
副島隆彦拝
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦拝