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[99]やっぱしダメだわ、この会社はもう
投稿者:相田英男
投稿日:2019-09-06 07:31:48

相田です。
新たなロイターの記事を引用します。

風力発電のタワーが次々と倒れて、怪我人まで出るとは、最早、末期症状なのではないでしょうか?
(追ってコメントを追加します)

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

GE investigates new wind turbine collapse in Brazil
GEはブラジルで起きた、新たな風力発電タービンの倒壊事故を調査している

By Luciano Costa
Reuters September 6, 2019

SAO PAULO, Sept 5 (Reuters) - General Electric Co is investigating the cause of another accident involving wind power equipment it built and installed on a wind farm in Brazil operated by power company Omega, the two companies said on Thursday.
SAO PAULO、9月5日(ロイター)-General Electric Coは、電力会社オメガが運営するブラジルの風力発電所に建設し、設置した、風力発電設備に関する別の事故の原因を調査していると、両社は木曜日に述べた。

On Tuesday, a GE wind turbine fell to the ground from its tower at the Delta 6 wind farm in Brazil's northern Maranhao state. A worker is being treated for injuries.
火曜日に、ブラジルのマランハオ州北部にある、風力発電所のデルタ6で、GEの風力タービンの一基がタワーから地面に倒壊した。 労働者の一人が怪我の治療を受けている。

Two months ago another turbine made by GE collapsed in Brazil when its tower broke in half. There have been three such collapses of GE wind turbines in the United States this year.
2か月前、GE製の別のタービンがブラジルで崩壊し、タワーの高さが半分になった。 今年になり米国では、GE製風力タービンのこのような3つの崩壊事故があった。

"We are working to contain and solve these problems as soon as possible to guarantee the safety and reliability of our equipment," GE's Brazilian unit said in reply to a request for comment by Reuters.
「我々は機器の安全性と信頼性を保証するため、これらの問題を可能な限り早く解決し、解決するよう努めている」と、GEのブラジル部門は、ロイターによるコメント要請に応えて語った。

"We are working to find the causes behind the accident," GE said, adding that it was giving assistance to the worker injured in the accident and his family.
「事故の背後にある原因を見つけるために、我々は取り組んでいる」とGEは語り、事故で負傷した労働者とその家族への支援をしている、と付け加えた。

Omega said it was working with GE to discover the cause of the accident.
電力会社のオメガは、事故の原因を発見するためにGEと協力していると述べた。

RDS Energia, a Brazilian consultancy that develops wind farm projects, said this type of accident was unusual, since towers and turbines are designed to resist winds of up to 300 km (186 miles) per hour.
風力発電プロジェクトを開発する、ブラジルのコンサルタント会社であるRDS Energiaは、このタイプの事故は珍しいと語った。なぜなら、タワーとタービンは時速300 km(186マイル)までの風に耐えるように設計されているからだ。

RDS head Rodrigo Nereu dos Santos said a repeat of such accidents could have an impact on GE's image and potentially hurt its chances in future tenders to supply equipment.
RDSのロドリゴ・ネレウ・ドス・サントス長官は、このような事故の繰り返しがGEのイメージに影響を与え、将来の入札で機器を供給する可能性を損なう可能性がある、と述べた。

GE has sold more than 3,000 turbines for wind farms in Brazil, accounting for around 5.5 gigawatts of generating capacity. Brazil has currently 15 gigawatts in wind power capacity, accounting for about 9% of its electricity generation.
GEは、ブラジルの風力発電所向けに3,000台以上のタービンを販売し、約5.5ギガワットの発電能力を占めている。 ブラジルの風力発電容量は現在15ギガワットで、国家の総発電量の約9%を占めている。

(Reporting by Luciano Costa; writing by Marcelo Teixeira Editing by Tom Brown)



[98]勝つのはマルコポロスの方だと保険関係者は語る
投稿者:相田英男
投稿日:2019-08-21 23:01:18

相田です。

今回の件に関係して、以前に古村さんが翻訳された、マドフ事件についての本を紹介します。この先の成り行きに興味がある方は必見です。皆さん、是非とも買って読みましょう。

『バーナード・マドフ事件 アメリカ巨大金融詐欺の全容』
アダム・レボー著、副島隆彦 翻訳、古村治彦 翻訳、成甲書房、2010年)
ISBN 9784880862620 ,1800円(本体)

さて、昨日に続き、ロイターのスコット記者の記事を続けて載せます。今回は技術ではなく、保険に関する話なので素人の私は、意味を理解するのに難儀してます。

でも保険関係者の意見だと、マルコポロスの方が正しいようですね。前々からGEの保険分野は危ないとの記事は出てましたが、SECが調査中なので様子を見てたんですね、みんな。

そして、なかなか調査結果を出さないSECの対応に、業を煮やしたマルコポロスが今回の告発に出たと。彼はマドフを告発する際にまず、SECに何回も資料を提出したにもかかわらず、数年間は何も音沙汰が無かったようで、色々と遺恨があるようです。

しかしながら、「俺は空売りしてるからな」と、堂々と公言して告発するとは、あまりにも痛快です。「文句がある奴は何処からでも来い」ですよね。

こんなにも面白すぎる活劇が、日本で全くニュースにならないのは、残念でたまりません。

そして、遂に東芝にもチャンスが来そうです。もうしばらく待てば東芝には、GEのヘビーデューティ・ガスタービン事業が丸々手に入るでしょう。買収費用の全額を出せなくても、アメリカの投資会社と折半すれば、多分買えるでしょうから。あの事業をマネージ出来る会社は、最早、東芝以外にはありません。三菱とシーメンスでは、独禁法に引っかかります。まさかアメリカも、中国にGEガスタービンを売る訳には、流石にいかないでしょう。

そしたら、シベリアにバカスカとガスタービンを作って、天然ガスのパイプラインも北海道まで引いて、北方領土を発展させるのだ!!なんて処まで目指しましょう。

(引用始め)

UPDATE 1- General Electric ranks among riskiest long-term care insurers -Fitch
GEはフィッチにより、最もリスクの高い長期介護保険会社のグループにランキングされた

By Alwyn Scott
ReutersAugust 20, 2019
(Adds GE comment, share price)

NEW YORK, Aug 20 (Reuters) - General Electric Co ranks among the riskiest backers of long-term care insurance, suffering from both high exposure to claims and a relatively small cash pile to pay them, Fitch Ratings said in a report on Tuesday.
ニューヨーク、8月20日(ロイター)-ゼネラル・エレクトリックは、長期介護保険の支援者(パトロン)の中でも、最もリスクの高いグループにランキングされている。なぜなら、高い支払請求に対するエクスポージャー(価格変動リスクにさらされている金融資産の割合)と、それを支払うための現金積立が比較的少ないという、二つの理由に苦しんでいるからだ、と、フィッチは火曜日のレポートで語った。

The Fitch report, which the credit rating agency produces annually, echoed concerns raised last week by financial investigator Harry Markopolos, who estimated that GE has under-reserved by $29 billion for its long-term care policies. GE stepped up its defense of its insurance accounting on Monday.
信用格付け機関が毎年作成するフィッチレポートは、先週、GEが長期介護契約証のための準備金が290億ドル不足すると評価した、金融調査官のハリーマルコポロスによる提起を反映する内容だった。 GEは月曜日に保険部門の会計について対策を強化した。

GE on Tuesday reiterated comments it made on Monday in response to the Markopolos report: "Our current reserves are well-supported for our long-term care portfolio characteristics," GE said and provided details about how it set key assumptions used in determining its level of reserves.
火曜日のGEは、マルコポロスのレポートに対して月曜日に出したコメントを繰り返した。「我々の資金保有量は、長期介護ポートフォリオの特性に対して、十分にサポートされている。」GEはそこで、準備金のレベルを決定する際の、主要となる仮定の設定方法について、詳細を示した。

GE shares were down 2.7% at $8.44 in morning trading.
GEの株価は、午前中の取引で2.7%下落し8.44ドルとなった。

Long-term care coverage, which pays for assisted living and nursing home stays, has turned out to be far more expensive than insurers assumed when they sold policies decades ago, and has tipped some insurers into financial loss and even bankruptcy.
介護付き老人ホームの滞在費を支払う長期介護保険の費用は、数十年前に保険契約を結んだたときに保険会社が想定したよりも、はるかに高額になることが判明した。一部の保険会社は、経済的損失や破産にさえ陥ることとなった。

Fitch said GE is not alone, and that many insurers still have not set aside enough money to cover losses expected on long-term care policies, which are unusually risky because the costs are volatile and vulnerable to interest rate changes. Even insurers that have taken a more conservative stance and set aside more money have not avoided losses, Fitch said.
フィッチは、GEの他にも、多くの保険会社は依然として、長期介護契約で予想される損失をカバーするのに必要な、十分な準備金を確保しておらず、非常に危険な状況だ、と述べた。長期介護に必要なコストは不安定で、金利の変動に対して脆弱である。より保守的な姿スタンスの、より多くの資金を確保している保険会社でさえ、損失を回避できないと、フィッチは述べた。

But GE ranked second on Fitch's list of the 16 riskiest long-term care insurers, just below Genworth Financial Inc a company that GE spun out in 2004 and that holds former GE long-term care policies.
しかしGEは今回、フィッチの最もリスクの高い16の介護保険会社のリストの中で、2位にランクされた。これは、2004年にGEがスピンアウトした、元々はGEの介護保険会社であるジェンワース・フィナンシャルのすぐ下だった。

GE has below average reserves and "very high" exposure to long-term care for more than 250,000 retirees and others who receive benefits paid for by such policies, Fitch Ratings analyst Anthony Beato told Reuters.
フィッチ・レーティングズのアナリスト、アンソニー・ベアトはロイターに語った。「GEは、準備金の平均値が低く、同時に「非常に高い」危険度の長期介護に関するエクスポージャーを(5万人以上の退職者と、その他のGE保険契約により給付を受け取る人々のための)を持っている。」

The other insurers cited as having below average reserves and very high exposure are Genworth, Unum Group and Senior Health Insurance Co of Pennsylvania.
平均以下の準備金と、非常に高いエクスポージャーを持つ保険会社として、他に引用されたのは、ジェンワース、ユニムグループ、そしてペンシルベニア州のシニアヘルス保険会社だった。

GE scored high, Beato said, because it has mostly older policies written when the costs of long-term care were poorly understood. A large portion of GE's policies also provide lifetime benefits and some contain inflation protection benefits.
ベアトは、「GEの危険度スコアが高いのは、長期介護に必要な費用が十分に理解されない時期に書かれた、古い保険契約がほとんどだったためだ」と語った。 「GEの契約の大部分は終身給付であり、一部にはインフレ時の損失を保証する内容までも含まれている。」

"When you compound all of that together, (GE's portfolio) looks much riskier than what the rest of the industry maintains," Beato said.
「これらすべてを組み合わせると、(GEのポートフォリオは)業界の他の企業が維持しているものよりも、はるかにリスクが高く見える」とベアトは語った。

GE's insurance group also has only about $1 billion in capital on a statutory accounting basis, Beato said. While GE, as the parent, has put in money to shore up reserves in the past, Fitch did not factor that into its rankings because it wanted a comparison of reported statutory capital levels across the industry, Beato said.
また、GEの保険グループは法定会計ベースで約10億ドルの資本しか持っていない、とベアトは言った。親会社であるGEは、過去に準備金を支えるために資金を投入したが、フィッチは、報告されている業界全体での法定資本レベルとの比較を望んだめ、それをランキングに織り込まなかった、とベアトは述べた。

"Should GE have to increase reserves further, the capital base continues to be dwarfed by this very large exposure" at GE's insurance operating subsidiary, Beato said.
「GEが準備金をさらに増額しなければならない場合、この非常に大きなエクスポージャーによって、資本基盤は更に縮小するだろう」と、ベアトは述べた。

(引用終わり)

相田英男 拝



[94]いや〜、こんなことになるとは思わなかっただよ
投稿者:相田英男
投稿日:2019-08-20 17:42:04

相田です。

アメリカのニュースが錯綜している(私の見る限り)ようなので、1番信頼がおけそうな、アーウィン・スコット記者による記事を載せます。スティーブ・トゥサは、まだコメントしていないようです。

この板に、誰が読むかわからないアメリカの記事を載せ続けて来ましたが、ここまで大事になるとは想像すらしませんでした。マルコポロスはイカサマ師の様に書かれる記事もありますが、GEと刺し違える覚悟で、命を張っています。

一部の識者は、今回の事態を、アメリカ経済崩壊前のカナリアのさえずりだ、とみなしているようで、私だけでは、解説がいよいよ追っつかなくなって来ました。

まだまだ唖然とするイベントが続きそうです。

(引用始め)

GE shares fall on Madoff whistleblower calling its finances a fraud
GEの株は、かつてのマドフ告発者により、財務状況が詐欺であると指摘されたことで、下落した。

Alwyn Scott, Ankit Ajmera
AUGUST 15, 2019 / 9:11 PM

(Reuters) - General Electric Co (GE.N) shares fell as much as 15% on Thursday after fraud investigator Harry Markopolos, who blew the whistle on Bernard Madoff’s Ponzi scheme, said GE was concealing deep financial problems, prompting a sharp rebuke from GE’s new CEO.
(ロイター)-ゼネラル・エレクトリック社の株式は、木曜日(8月15日)に15%も下落した。バーナード・マドフのポンツィ・スキームを告発した事で有名となった、金融詐欺捜査官のハリー・マルコポロスが、「GEは深刻な財政問題を隠している」と述べたために。 マルコポロスの発言に対し、GEの新しいCEOは激しく非難した。

Chief Executive Officer Larry Culp said Markopolos’ 175-page report contained factual errors and constituted “market manipulation - pure and simple,” because Markopolos stood to profit from short-selling tied to its release.
GEの最高経営責任者であるラリー・カルプは、「マルコポロスの175ページのレポートには事実誤認があり、“ 市場操作 − あまりに純粋で単純な ” に過ぎない」と主張した。なぜなら、マルコポロスは彼の発表に関連して、GE株を空売して利益を得ていたからだ。

Short sales, or bets that a share price will fall, have risen 17% in GE stock over the past month to 110 million shares worth about $995 million before the report came out Thursday, said Matthew Unterman, a director at S3 Partners, a financial analytics firm in New York.
ニューヨークの財務分析事務所の、S3パートナーズのディレクターであるマシュー・ウンターマンによると、GE株への空売り、または株価下落へのベットは、過去1ヶ月の間に17%も上昇し、レポートが公表される木曜日の前には、約9億9,500万ドルに相当する1億1,000万株に達した、と述べた。

In the report www.gefraud.com, Markopolos accused GE of hiding $38 billion in potential losses and asserted that the company's cash and debt positions were far worse than it had disclosed.
公表したレポートの中で、マルコポロスはGEが380億ドルの潜在的損失を隠していると非難し、会社の現金と負債のポジションは、開示されているよりもはるかに悪い、と主張した。

“GE’s true debt to equity ratio is 17:1, not 3:1, which will undermine its credit status,” Markopolos said.
「GEの真の負債比率(D/Eレシオ)は3:1ではなく17:1であり、これにより信用状態は弱体化しているだろう」とマルコポロスは語った。

The report also says GE is insolvent and asserts that its industrial units have a working capital deficit of $20 billion.
彼の報告書はまた、GEが支払不能に陥っており、その産業部門が200億ドルの運転資本不足に直面していると主張する。

“He is selectively front-running widely reported regulatory processes and rigorous investigations without the benefit of any access to GE’s books and records,” GE board member and audit committee chair Leslie Seidman said in a statement, referring to Markopolos.
GEの役員の一人で監査委員長のレスリー・サイドマンは、マルコポロスについて次のように言及した。
「彼は、GEの帳簿や記録へのアクセス権を持っていない。このため彼は、報告されている規制プロセスと厳格な調査結果の、幅広い記載内容から、適当に選択してフロント・ランニング(顧客の注文情報を利用した自己売買のこと)を行なっている」

While investors sent GE shares sharply lower, the report echoes the assertions of some of Wall Street’s more skeptical analysts, who have long raised alarms about GE’s low cash flow, frequent accounting charges and writedowns, and what they describe as opaque financial reports.
投資家達がGE株を大幅に引き下げた一方で、このレポートは、GEの低いキャッシュフロー、頻繁に追加される会計費用と評価損、不透明な財務報告について、長らく警告を発してしてきた、ウォールストリートの(GEへの)懐疑的なアナリストの主張を反映したものだった。

Culp, the first outside leader of the company who took over in October, has made no secret of its woes.
10月に就任した、最初のGE外部からのリーダーであるカルプは、その悲惨な状況について隠すことはしなかった。

The industrial businesses have seen a $2.2 billion cash outflow so far this year, and Culp said last month that GE may incur cash costs of $1.4 billion this year from the grounding of Boeing Co’s (BA.N) 737 MAX jetliner. GE makes engines for the jet through a joint venture with Safran SA (SAF.PA) of France.
GEの産業機器部門は、今年になり22億ドルの現金流出を経験した。カルプは先月、ボーイング社(BA.N)737 MAXジェット旅客機の飛行停止により、GEは今年14億ドルの現金費用を負担する可能性があると述べた。 GEは、フランスのサフランSAとの合弁会社を通じて、このジェット旅客機用のエンジンを製造している。

The report alleges that GE faces $38 billion in future expenses that it has not disclosed. “GE’s $38 billion in accounting fraud amounts to over 40% of GE’s market capitalization, making it far more serious than either the Enron or WorldCom accounting frauds,” the report says.
マルコポロスの報告書は、GEが開示していない将来の費用として、380億ドルの負担に直面していると主張している。 「GEの380億ドルの会計詐欺は、GEの時価総額の40%を超えており、エンロンまたはワールドコムの会計詐欺よりもはるかに深刻だ」と報告書は述べている。

In a statement GE said, “We remain focused on running our business every day and ... will not be distracted by this type of meritless, misguided and self-serving speculation.”
これに対し、GEは次のように述べた。「我々は日々ビジネスを運営することに注力している。このような無益で、見当違いの、利己的な憶測に気を取られることはない。」

GE said it “stands behind its financials” and operates to the “highest-level of integrity” in its financial reporting.
GEは自らの財務状況に責任を持っており、財務報告書に記したように、それは「最高レベルの完全性」で運営されている、と述べた。

It also said Markopolos was known to work for unnamed hedge funds that typically benefit from short-selling a company’s stock.
また、GEはマルコポロスについて、典型的な会社株式の空売りから利益を得るような、名前を公開しないあるヘッジファンドで働いている、とも述べました。

BACKED BY A HEDGE FUND

A disclaimer in the report stated that it was drafted by Forensic Decisions PR LLC, which will get compensation from a third-party entity that could benefit from a decline in GE’s share price. The report did not name the entity.
マルコポロスのレポートの免責事項によると、Forensic Decisions PR LLC(という会社)が起草したものであり、GEの株価が下落した際に利益を得ることができる第三者組織から、マルコポロスは報酬を受け取ると述べている。 レポートはその組織の名前を明らかにしていない。

Speaking on CNBC on Thursday, Markopolos said he would receive a percentage of any profits generated by the report. He declined to provide details about the compensation or name the fund involved, which he said was “a mid-sized U.S. hedge fund.”
木曜日にCNBCの取材でマルコポロスは、彼のレポートによって生み出された利益の一部を受け取るだろうと述べた。 彼は補償内容の詳細を提供することも、関与するファンドの名前を語ることもしなかった。彼は「とある中規模の、米国のヘッジファンド」だと語った。

GE shares closed down 11.3% at $8.01 on Thursday, its biggest one-day percentage drop since April 2008.
GE株は木曜日に11.3%下落し、8.01ドルで取引された。これは1日における株価の下落では、2008年4月以来の最大のものだった。

A regulatory filing showed CEO Culp bought GE shares worth nearly $2 million in open market purchase at an average price of $7.93 per share. In the past two years, GE has announced more than $40 billion in asset writedowns and accounting charges. The company also has said its accounting is being investigated by the U.S. Securities and Exchange Commission and the Department of Justice.
規制当局に提出された資料から、CEOカルプは1株あたり平均$ 7.93の価格で、200万ドル近くのGE株を公開市場で購入したことがわかった。 過去2年間で、GEは400億ドルを超える資産評価減と会計費用を発表した。 同社はまた、GEの会計状況が米国証券取引委員会と司法省によって調査されていると述べた。

The report details GE’s exposure to long-term care insurance, the subject of a federal class-action lawsuit awaiting a decision on GE’s motion to dismiss.
マルコポロスのレポートは、GEの長期介護保険 (現在GEによる解約手続き決定に関して、民事集団訴訟の裁定中である)に関するエクスポージャー(価格変動リスクにさらされている金融資産の割合)について、詳しく説明してる。

It says GE’s financial statements about its insurance business do not correspond to those of eight insurers that Markopolos says hold about 95% of GE’s exposure.
それによると、GEの保険事業に関する財務諸表は、マルコポロスがGEのエクスポージャーの約95%を保持していると主張する、8社の保険会社の財務諸表とは一致しない、と記されている。

Markopolos is best known for alerting regulators in the early 2000s to signs that money manager Madoff’s investment firm was a Ponzi scheme, a deception in which unusually high returns for early investors are generated with money from later investors. Madoff was arrested in 2008 and later sentenced to 150 years in prison.
マルコポロスは、マドフがマネージャーを務めていた投資会社が、ポンツィ・スキームであったという兆候を、2000年代初めに規制当局に警告したことで有名である。 マドフは2008年に逮捕され、その後150年の刑を宣告された。

John Hempton, co-founder of the Sydney, Australia-based Bronte Capital hedge fund, wrote in a blog post here on Thursday that GE's 14.7% average profit margin in recent years was in line with the returns of its industrial peers, not "too good to be true" as Markopolos alleges.
オーストラリアのシドニーに拠点を置くブロンテ・キャピタル・ヘッジファンドの共同設立者であるジョン・ハンプトンは、木曜日のブログ投稿で、「最近のGEの14.7%の平均利益率は、同業他社の利益と一致しており、マルコポロスが主張するような「事実よりもあまりにも良すぎる」訳ではない」と、書いている。

“GE remains the unequivocal leader” in medical imaging and jet engines and its currently depressed profit margin will likely rebound, he wrote, adding, “Harry’s report is silly. The market should ignore it.”
「GEは今後も、医療画像およびジェットエンジンの明確なリーダーであり続け、現在落ち込んでいる利益率が回復する可能性が高い」と、彼は書いた。「ハリーの報告書は馬鹿げている。 市場はそれを無視すべきだ。」と続けた。

Worried investors jangled phones on Wall Street Thursday. Nick Heymann, an analyst at William Baird & Co, said questions focused on $18.5 billion of the $38 billion in charges that Markopolos says GE is concealing.
心配になった投資家達は、木曜日にウォール街を多くの電話により混乱させた。 William Baird&Coのアナリストのニック・ヘイマンは、マルコポロスがGEが隠蔽していると主張する380億ドルの費用のうち、185億ドルに焦点を当てた疑問を語った。

Markopolos said GE will need to set aside that money to cover its long-term care policies in addition to the $15 billion it has already begun to set aside.
マルコポロスは、GEがすでに確保し始めた150億ドルに加えて、長期介護政策をカバーするためにその資金を確保する必要がある、と述べた。

Heymann said the remainder of the $38 billion was already largely known: charges related to an accounting rule change coming in 2021 and potential losses on GE’s 50.4% stake in subsidiary Baker Hughes, which it plans to sell.
ヘイマン氏は、380億ドルを暗示する物は、すでに広く知られていると語る。2021年に発生する会計規則の変更に関連する費用と、販売を予定している、子会社のベイカー・ヒューズの、GEの50.4%持分の損失可能性がそれである、と彼は語る。

“I don’t know the validity of the $18.5 billion,” Heymann said. “I’m trying to figure it out.”
「185億ドルの妥当性についてはわからない」とヘイマンは言った。「私はそれを理解しようとしている。」

But he said if the figure was accurate, Culp would not have recently raised GE’s 2019 financial targets.
しかし彼は、その数値が正確だったならば、カルプは最近GEの2019年の財務目標を引き上げることはなかっただろう、と述べた。

(引用終わり)

相田英男 拝



[93]台風も高校野球も日韓関係悪化も、最早、私の頭には無い
投稿者:相田英男
投稿日:2019-08-16 16:52:48

相田です。

久々にGEネタを投稿した翌日に、あまりに衝撃的なニュースが出ました。
取り急ぎ、日本語版を引用します。

マルコポロスによると、「GEはチャプター11の申請を覚悟すべし」とのことです。

(引用始め)
米GEに不正会計疑惑、会計専門家が指摘 GEは反論
日経新聞電子版
2019/8/16 3:06 (2019/8/16 6:34更新)

【ニューヨーク=清水石珠実】米国の著名会計専門家が15日、ゼネラル・エレクトリック(GE)が巨額な損失を隠すために不正会計を行っているとの報告書を公表した。「(2001年に経営破綻した)エンロンよりも巨額の不正を働いている」と指摘したことで、同日の米株式市場では追加損失が膨らむとの懸念から同社株は急落、11%安で取引を終えた。GE側は疑惑を否定している。

GEの不正会計を指摘したのはハリー・マルコポロス氏で、リーマン・ショックをきっかけに発覚した史上最大規模の詐欺事件「マドフ事件」を告発したことで知られる。15日はGE株が一時15%超下落する場面もあった。

GEに関する報告書は175ページに上り、あるヘッジファンドと協力して7カ月かけて調査したという。発見できただけで不正額は380億ドル(約4兆円)に上るが、それも「氷山の一角にすぎない」と指摘した。特に介護保険事業で、保険の引当金に不正があると問題視した。

同日、米経済局CNBCに出演したマルコポロス氏は「(今回の不正会計摘発がGEの)経営破綻につながる可能性もある」と語った。

GE側は「高い基準にのっとって企業活動を行っている。マルコポロス氏の主張に根拠はない」との反論コメントを発表した。保険事業についても「十分な引当金を積んでいる」とした。

(引用終わり)

相田英男 拝



[92]相変わらずGEに手厳しいあのアナリスト
投稿者:相田英男
投稿日:2019-08-15 12:05:02

相田です。
数日前に出たGEについての記事ですが、忘備録的に載せます。

スティーブン・トゥサの最新のコメントでは、相変わらずGEについてネガティブな内容で、株価の目標値は「5ドルだ」という激辛評価だったそうです。ボーイング737 MAX旅客機の飛行停止で、LEAPという最新型ジェットエンジンの販売が加速できていないのが、目下の悩みとのこと。

このトゥサのコメントが出た翌日には、GEのCEOのラリー・カルプは、自分のポケットマネーから、GE自社株を300万ドル買ったそうです。去年の11月のCEO就任直後にも、220万ドル相当のGE株をカルプは買っており、アナリストとCEOの間で神経戦が繰り広げられているようです。

(引用始め)

J.P. Morgan Sees More Downside for General Electric (GE) Stock
J.P モルガンはGE株価の一層の下落を予測

Ben Mahaney, SmarterAnalyst August 11, 2019

General Electric (GE) shares have fallen back to earth, wiping out this year's gains, as the frenzy dies down.
ゼネラルエレクトリック(GE)の株価は、今年の利益が一掃され、熱狂も衰えた事で、再び地に堕ちた。

In late July, GE reported better-than-expected Q2 numbers, beating analysts’ estimates on both revenue and EPS. However, investors are still nervous on the road ahead, and one analyst says it’s time to take profits.
GEは7月下旬に、予想を上回る第2四半期の数値を報告し、アナリスト達による収益およびEPS(1株当たり利益)予測の両方に打ち勝った。 しかし、投資家はGEの前途について未だに神経質であり、アナリストの一人は、今が利益を確定する機会だと言っている。

5-star J.P. Morgan analyst Stephen Tusa, a frequent GE bear, has maintained his Underweight rating on GE stock, with a $5 price target, which implies nearly 45% downside from current levels.
J.P.モルガンの五つ星アナリストであるスティーブン・トゥサ(彼はGEに対する悲観的な予想家である)は、GE株価のアンダーウェイト格付けを変える事なく、株価目標を5ドルとした。トゥサの予想は、株価が現在の水準から45%近くも下落する事を意味する。

Overall, Tusa says GE’s recent quarterly results showed an operational miss driven by Aviation, with FCF below his estimates. Free cash flow — a major point that many look to — came in below Tusa’s estimates, further contributing to his disregard for the stock.
トゥサのコメントを要約すると、GEの最近の四半期における結果は、FCFがトゥサの推定値を下回ったことを含めて、航空機エンジン事業(GEアビエーション)の経営舵取の失敗を示している、ということだ。フリーキャッシュフロー(多くの人が注目する主要ポイント)が、トゥサの予想を下回ることが、株価の下方予測を裏付けている。

The main takeaway for Tusa is that the company operationally slipped. The analyst says, “the combined Power/Renewables segments [came in] worse,” despite help from “modest” growth in Healthcare. But the worst offender came from Aviation, which missed profit estimates and the segment Tusa calls “the key value driver.”
トゥサの格下げの主な根拠は、会社経営の失敗にある。彼は、GEはヘルスケア事業の「ゆるやかな」成長の助けがあったにもかかわらず、「電力/再生可能エネルギーを合わせたセグメントが悪化した」と述べている。しかし、利益予想を誤った最悪の原因は航空機事業から来たもので、トゥサはそのセグメント(GEアビエーション)の事を「キーバリュードライバー」と呼ぶ。

Indeed, GE’s aviation segment is the backbone of the company right now, and the lead generator of revenue. In the second quarter, the segment generated the plurality of total revenue, at $7.9 billion, or almost 30% of total revenue. Through CFM International — a joint partnership between GE and the French Safran — Aviation produces jet engines, including the new LEAP engines. But a major challenge of late for Aviation has been the grounding of the Boeing 737 MAX, a major buyer of the LEAP engines. While the company is still booking sales of the engine to other aircraft, there will be a continued holdback in revenue until the 737 MAX gets back in the air.
実際、現在のGEにおいて、航空機事業セグメントは会社のバックボーンであり、収益の主要な発生源である。第2四半期に、このセグメントはGE総収益の中で最大となる79億ドル、約30%を生み出した。 GEとフランスのサフラン社との共同会社であるCFMインターナショナルを通じて、GEアビエーションは、新型のLEAPエンジンを含むジェットエンジンを製造している。しかし、GEアビエーションの最近の大きな課題は、LEAPエンジンの主要な買い手であるボーイング737 MAXの飛行停止にある。同社はまだ他の航空機へのエンジン販売を受注しているが、737 MAXの飛行が再開されるまで収益の低迷は続くだろう。

Tusa continues to look at the numbers, and just does not believe GE’s stock is priced right. The analyst believes "the underlying core fundamentals are actually a bit worse,” which push him to reiterate his bearish rating.
トゥサは引き続き数字を見ており、現在のGEの株価が適正だとは考えていない。 彼は、「GEの根本的なコアファンダメンタルズは、実際には少し悪い」と考えており、弱気の評価を繰り返している。

All in all, for much of the year, Wall Street was bullish on GE. But that sentiment is beginning to change. TipRanks analysis of 10 analyst ratings shows a consensus Hold rating, with three analysts saying Buy, four suggesting Hold, and three recommending Sell. However, the average price target among these analysts stands at $11.36, which implies about 24% higher from where the stock is currently trading. (See GE's price targets and analyst ratings on TipRanks)
全体として、年間を通じてウォール街はGE株価に対して強気だった。 しかし、その雰囲気は変わり始めている。TipRanks(経済アナリストの格付会社) の10人のアナリストによる格付では、3人が買い、4人がホールド、3人が売りを推奨しており、現状維持のコンセンサスである。これらのアナリストのGE株価の平均目標値は11.36ドルであり、現在の取引価格から約24%高い。

(引用終わり)

相田英男 拝



[90]問題はタービンだけではない、まだまだ続くよGEパワーの闇
投稿者:相田英男
投稿日:2019-07-02 18:49:20

相田です。

色々と世の中は出来事が目白押しですが、私はこの話題で、しばらく押し通すつもりです。

この話は、私も年初の記事で見かけて気に留めていました。が、遂に交換作業を始めるみたいです。

変圧器というのは、トランスと言ったりもしますが、リング形状の鉄芯に二つの銅線コイルを巻いただけの、単純な構造の機械です。コイルの巻数を変えて電圧を変えるだけです。皆さんの周囲にある機械のどれか一つには、必ずこれが付いている筈です。この記事のような電力用になると、電流のエネルギーが桁違いに大きくなりますけど。

記事では爆発した(explosions)と書かれていますが、おそらくは絶縁に使う樹脂材などが、高温で溶けて発火したのだと思います。しかしながら、トランスという枯れた古臭い技術の装置であるにもかかわらず、こんな事故を起こすなどとは、あまりにも製造技術のレベルが低すぎるとしか、言えません。製造元はまだ責任を認めてないようですが。

評論家の野口悠紀雄氏などは、「日本は製造業に頼りすぎだ、製造業以外の産業に切り替えるべきだ」と、今でも盛んに主張されています。しかし、脱製造業化を進めるにしても、ここまで物作りの基礎レベルが、衰えてしまうのも、如何なものかと私は思えます。

目先の利益がなかなか上がらなくても、日本では基礎的な製造技術を、将来もきちんと維持し続けるべきではないでしょうか。地味に技術をつないで生き延びる事が、日本人には向いているのではないのでしょうか?

ぱっと見のカッコ良さばかり追っても、この元世界最強と謳われた会社のように、最後にドツボにはまって終わるのが、オチではないのでしょうか。

我々も他人の失敗から、賢く学ぶべきだと考えます。

(引用始め)

After explosions, Brazil power transmission companies remove GE equipment
爆発事故が続いたことから、ブラジルの変電設備会社はGE製変圧器の交換を始めた
By Luciano Costa
Reuters July 2, 2019

SAO PAULO (Reuters) - After an unusual number of explosions, several Brazilian power transmission companies have started removing a piece of equipment made by General Electric Co , a blow for GE's Brazil unit as it battles competing suppliers from China and India.
SAO PAULO(ロイター) - 通常ではない数の爆発事故の後、いくつかのブラジルの送電会社は、GE製の変圧器の他社製品への交換を開始した。それは、ブラジルにおいて中国やインドの競合他社と戦っている、GEのブラジル事業部への打撃となる。

Brazil's grid operator ONS recommended replacing GE's CTH-550 transformer model after registering 53 explosions, as Reuters exclusively reported in January.
1月にロイターが独占的に報告したように、ブラジルの送電会社ONSは、53回に登る爆発事故が報告されたGE製の変圧器:CTH-550 について、他器への交換を推奨している。

ONS said then that the equipment showed "a failure rate that is superior to what is expected" for such a device.
ONSはその推奨の際に、GEの変圧器に関して「予想よりも高い故障率を示した」と、述べた。

There are close to 700 pieces of that equipment in Brazil's grid, each costing up to 100,000 reais ($26,000). Power transmission companies have already launched tenders to buy replacement transformers while they discuss the costs and a schedule for the changes with GE and regulators.
ブラジルのグリッド(送電、変電インフラ設備)には、問題となる変圧器が700個近くあり、それぞれの交換に必要となるコストは最大10万レア(26,000ドル)となる。送電会社はすでに、交換コストとスケジュールについてGE及び規制当局と話し合いながら、交換用変圧器の購入のための入札を開始している。

In a statement to Reuters, GE said it is investigating what caused the equipment failure in Brazil.
ロイターへの声明でGEは、ブラジルでの変圧器の故障の原因を現在調査していると述べた。

"GE Grid Solutions performed a series of checks in the equipment with its clients and, as of this moment, there is no evidence that the problems were caused by the design, components or production processes," it said.
「GEグリッドソリューションズは、顧客との間で一連の機器チェックを実施したが、現時点では問題が、設計、コンポーネントまたは製造プロセスによって引き起こされた、という証拠はない」と語った。

Brazil's electrical energy regulator Aneel said that, after conducting a detailed analysis, it has determined the problem is with the manufacturer.
ブラジルの電力規制機関であるAneelは、詳細な分析を行った結果、問題は製造業者にあると判断した、と語った。

"The transmission companies acquired a product which, according to the reports, has presented a high rate of failure," Aneel director Sandoval Feitosa told Reuters.
Taesa , one of Brazil's largest power transmission companies, controlled by regional utility Cemig and Colombia's ISA , said it has started replacing all GE model CTH-550 transformers in its networks.
AneelのSandoval Feitosa社長はロイターに対し、「製品を回収した送電会社が作成した分析レポートによると、これらの回収した機器は高い故障率を示した」と述べた。地域最大手のCemig とコロンビアのISA によって管理されている、ブラジル最大の送電会社の1つであるTaesa は、送電ネットワーク内のすべてのGEモデルCTH-550 の交換を開始した、と述べた。

Taesa's CEO Raul Lycurgo Leite said the changes will be completed next year, adding that it will take time due to the buying process and coordinated grid work.
TaesaのCEO、Raul Lycurgo Leiteは、来年には交換が完了すると述べ、購入プロセスとグリッド調整の作業のためには時間がかかるだろう、と付け加えた。

China's State Grid Corp , which has expanded strongly in Brazil this decade, has also confirmed plans to make the changes, but did not provide further details.
この10年間で、ブラジルで大きく拡大した中国のState Grid 社もまた、交換事業に関与する計画を確認したが、それ以上の詳細は提供していません。

Other companies such as Furnas and Copel said they have opened tenders to buy new transformers.
FurnasやCopelのような他の会社は、彼らが新しい変圧器を買うための入札を開いたと言述べた。

These companies are also negotiating with Brazil's electricity regulator Aneel to have some fines suspended. They were fined due to interruption in the flow of power after the explosions and say they are not responsible for the outages.
これらの会社はまた、ブラジルの電力規制者Aneelといくつかの罰金の停止について交渉中である。彼らは、爆発事故後に起きた電力供給の中断について罰金を科されており、彼らは送電機能停止に対して責任がないと言っている。

(Reporting by Luciano Costa; writing by Marcelo Teixeira; Editing by Lisa Shumaker)

(引用終わり)

相田英男 拝



[89]広瀬隆が推薦したシステムも蓋を開けてみたら、この体たらくだったという話
投稿者:相田英男
投稿日:2019-06-25 12:18:59

相田です。

ロイターで、GEのガスタービン事情について、シャープな分析をしてくれるアーウィン・スコット記者の記事です。私はGEの報道については、彼の記事とトゥサのコメントを最も信頼しています。

ただし今回も、読んだ後で「う〜〜ん」と唸るような内容です。

H型ガスタービンというのは、今のHAモデルの先行機です。ジャック・ウェルチ時代にGEの威信を掛けて開発されたマシンです。当時の贅を尽くしたようなハイテク技術をふんだんに取り入れていました。その一つに、高温パーツの「クローズド蒸気冷却システム」というのがあり、高温パーツ内部に張り巡らせた細く曲がった通路内部に、蒸気を発生して循環させて温度下げる、という物でした。

普通の空気を流すよりも、蒸気を使う方が冷却効果が高い、という考えに基づく設計です。ただし、タービンの運転中に、高温ガス中に蒸気が少しでも漏れると、ガスが強烈に冷えて発電効率が落ちるので、蒸気漏れを防ぐシール技術が大変そうでした。また、起動してから蒸気を加熱発生して、タービン内部を循環させるまでの時間がかかるのも、欠点だったようです。

ガスタービンの最大のメリットは、停止からの起動が早いことです。今電気がいるな、というタイミングでバツンとスイッチを入れると、1時間くらいでタービンが起動して電気を作れることが、ポイントです。今の流行りの風力や太陽光発電などの、不安定な電源を使う時に、この高速起動出来るガスタービンの特徴は、非常に助かります。

ところが、H型タービンの場合は、おそらくは、起動してから蒸気冷却システムが安定して、電気を供給するまでに数時間は掛かってしまうのです。これなら、自然エネルギーと組み合わせても、あんまりメリットがないじゃないか、という事みたいです。高いメンテ費用ばかりGEに巻き上げられて。後継機のHAモデルでは、蒸気冷却から普通の空冷式に戻したので、起動が早くなったようですが。


そういえば、以前に広瀬隆大先生が「燃料電池が世界を救う」という御著書で、絶賛されていたのが、このGEのH型ガスタービンでした。それが今となっては、何とも間抜けな世界です。そうとしか言えない。

ちなみに、入念に資料を集めるスコット記者も、今回うっかり失念したようですが、H型タービンを使う発電所は、英国のバグラン・ベイ以外にも存在します。それは、千葉の富津海岸にある東京電力のプラントです。

最近のニュースで、東京電力がGEからHAタービンを3台買うとか買わないとかで、物議を醸していますが、どうも、このニュースに関係しそうな気が、私はします。もしかすると、富津のH型タービンをHA型にリプレースするのかもしれません。でも、本来なら、30年使える筈のマシンを、GEの都合で早めにリプレースする羽目になるなら、あまりに理不尽な話です。東電を問い詰めても、シラを切って、絶対答えないでしょうけど。

(引用始め)

General Electric to scrap California power plant 20 years early
GEはカリフォルニアの発電所を20年も早くスクラップにする

By Alwyn Scott
Reuters June 22, 2019
(Adds detail about GE-owned plants)

NEW YORK, June 21 (Reuters) - General Electric Co said on Friday it plans to demolish a large power plant it owns in California this year after only one-third of its useful life because the plant is no longer economically viable in a state where wind and solar supply a growing share of inexpensive electricity.
ゼネラル・エレクトリック社は金曜日に、カリフォルニアに作った大規模な発電プラントを、風力と太陽光による安価な電力供給がシェアを拡大​​している状態では、もはや経済的に成立しない事を理由に、耐用年数の3分の1しか経たずに、取り壊す計画を発表した。

The 750-megawatt natural-gas-fired plant, known as the Inland Empire Energy Center, uses two of GE’s H-Class turbines, developed only in the last decade, before the company’s successor gas turbine, the flagship HA model, which uses different technology.
インランド・エンパイア・エネルギーセンターとして知られる、750メガワットの天然ガス焚きプラントは、10年間に開発された、GEの2基のHクラスガスタービンを使用している。H型タービンは、その後継機であり現在は同社のフラッグシップ機となったガスタービンのHAモデルとは、異なる技術を使用している。

The closure illustrates stiff competition in the deregulated energy market as cheap wind and solar supply more electricity, squeezing out fossil fuels. Some utilities say they have no plans to build more fossil plants.
このプラントの閉鎖は、規制が緩和されたエネルギー市場において、安価な風力と太陽光がより多くの電力を供給する事で、化石燃料発電の割合を削り取るような、激しい競争の状況を反映している。複数の発電事業者は、今後は化石燃料の発電プラントを建設する計画はないと述べている。

It also highlights the stumbles of Boston-based GE with its first H-Class turbine. The complex, steam-cooled H design takes hours to start, suffered technical problems and sold poorly, experts said.
この発電所の閉鎖はまた、ボストンを拠点とするGEの、初の(高性能ガスタービンとなる)Hクラスタービンのつまずきを浮き彫りにする。この複雑な蒸気冷却システムを持つ、H型設計のタービンは、起動するのに何時間もかかり、技術的な問題を抱えており、そして殆ど売れていない、と、専門家は語った。

“We have made the decision to shut down operation of the Inland Empire Power Plant, which has been operating below capacity for several years, effective at the end of 2019,” GE told Reuters. The plant “is powered by a legacy gas turbine technology ... and is uneconomical to support further.”
GEはロイターに対し、「我々は、数年前から出力を下げて稼働していたインランド・エンパイア発電所の運転を、2019年末には停止する事を決定した」と語った。この発電所は「旧式のガスタービン技術を用いており...これ以上のサポートを続けるのは、経済的ではない」と、述べた。

GE declined to comment on whether it would take a charge for shutting the plant. GE operates few power plants of its own.
GEは、プラントの閉鎖に費用がかかるかどうかについて、コメントを控えた。 GEは、自身では発電所をほとんど運転していない。

In a filing with the California Energy Commission on Thursday, GE said the plant is “not designed for the needs of the evolving California market, which requires fast-start capabilities to satisfy peak demand periods.”
木曜日にカリフォルニア州エネルギー委員会に提出した資料の中で、GEは「この発電所は、ピーク電力の需要時間に対応するための高速起動能力を必要とする、カリフォルニア市場の電力市場の発展のためには設計されていない」と述べた。

GE's newer HA turbine can power up in under an hour, more quickly than the H to match fluctuating supplies of wind and solar power, GE said. The large market for the H turbine that GE anticipated “did not develop and has resulted in an orphan technology installation at IEEC,” the filing said.
「GEの最新のHAタービンは、風力発電と太陽光発電の電力変動に対応するために、1時間以内で起動することができる」とGEは述べた。「Hタービンのための大規模な市場は、GEが期待したように発展しておらず、結果としてHタービンは国際電気標準会議(?IEECのつもりですが自信ありません by 相田)の規準に従わない、孤立した技術の導入になっている」と、その資料には記されている。

It added that GE will no longer support or make replacement parts for the H turbine. Only one other plant uses H turbines, Baglan Bay in Wales.
その資料には、GEがもはやHタービンのためのサポートをしないか、交換部品を作ることもないであろうであろうと、付け加えられている。 他にHタービンを使用しているのは、ウェールズのバグラン・ベイ発電所(英国)だけである。

California approved the Inland Energy Center, located in Riverside County, about 75 miles (120.7 km) east of Los Angeles, in 2003 and the plant opened in 2009. Industry experts estimated it cost nearly $1 billion. Similar combined-cycle gas-power plants run for 30 years before being decommissioned, according to a recent study by S&P Global Market Intelligence.
カリフォルニア州は、2003年にロサンゼルスから東へ約75マイル(120.7 km)のリバーサイド郡にあるインランドエネルギーセンターを承認し、2009年に開業した。 産業界の専門家の予測では、その開業時には10億ドル近くの費用が掛かったという。S&P Global Market Intelligenceの最近の調査によると、同様のコンバインドサイクル用ガス発電所は、廃止されるまでに30年間は稼働する。

One of the two Inland Empire turbines was mothballed in 2017, cutting the plant’s output to about 376 megawatts, according to the filing and the California Independent System Operator, which oversees the state’s electricity grid. Closing the plant will eliminate about 23 jobs, the filing said. GE has been promoting its “H-Class” turbines amid a severe downturn in demand for fossil-fuel power plants.
GEの資料の記載と、カリフォルニア州の電力網を管理する独立系システム事業者の証言によれば、2つのインランド・エンパイアのタービンのうちの1つは、2017年に運転を停止し、プラントの出力は約376メガワットに削減された、という。工場を閉鎖することで、23人程のの雇用が削減される、とその資料は語っている。 GEは、化石燃料発電所の需要が大幅に低迷する中で、その「Hクラス」タービンの運転を推進している。

The two “H” turbines being demolished in California differ from GE's current HA, which uses air cooling, said a former GE engineer familiar with both turbine types.
「カリフォルニアで解体されている2つの “H” タービンは、GEが現在推進するHA型とは設計が異なる。HAは空冷方式を採用している」と両方のタイプのタービンに精通している、GEの元エンジニアは語った。

Still, premature closure of a turbine marketed as “H-Class” is a negative for GE as it struggles to restore profits at its power business, the expert noted. Power, once GE's largest division, lost $22.8 billion last year as the company grapples with slack demand for fossil-fuel plants. The company is set to lose up to $2 billion in cash this year. GE is selling the California power plant site to a company that makes battery storage, which is increasingly used to make wind and solar power available when needed, replacing the need for some fossil fuel plants.
「それでも、 “Hクラス” として販売されているガスタービンの、時期尚早の閉鎖は、電力事業での利益の回復に手間取るGEにとって、ネガティブな事件だ」と、その専門家は述べた。かつてのGE最大の事業部門だったGE-Powerは、化石燃料発電の需要の低迷に苦しんでおり、昨年は228億ドルを失った。同社は今年、最大20億ドルの現金を失うだろう。 GEはカリフォルニアの発電所の敷地を、蓄電池製造会社に売却する手続きを行なっている。これらの蓄電池は、一部の旧式の化石燃料発電所を置き換えるため建設される、風力及び太陽光発電システムに用いるため、需要が増加している。

(Reporting by Alwyn Scott Additional reporting by Scott DiSavino; editing by David Gregorio and Leslie Adler)

(引用終わり)

相田英男 拝



[88]イケメン社長がうっかり口をすべらせる
投稿者:相田英男
投稿日:2019-05-31 18:34:52

相田です。ロイターのGEについての新たな記事を引用します。

記事に出て来る「リーン生産方式」というのは、リーンスタートアップとも呼ばれる、アメリカで流行っている経営理論の一つだそうです。エリック・リースという起業家が書いた本が元になっており、新規の事業を始める時に、極力ムダを省いてスピードアップするのが特徴だそうです。

何やら立派な話みたいですが、元ネタはトヨタがやってる「カンバン方式」らしく、日本では「何をいまさら」感もあり、あまり話題にはなりません。おそらくカルプは、GEに来る前にリーン方式についてもよく研究しており、ダナハーの株価を高めるのに役に立ったのでだと思います。

カルプが問題の工場に行った、昨年の8月の時点では、CEOは前任者のフラナリーでした。グリーンビル工場というのは、ブレード破損を起こしたHAガスタービンを製造する中核工場です。そのGEの最重要工場の一つに、副社長のカルプがやって来て見たものは、旧態依然とした物作りの現場でした。投資家達から、「GEパワーの赤字はいつまで続くんだ?」とせっつかれたカルプが、うっかり内輪をバラしてしてしまったようです。

元記事には書かれていませんが、カルプが見学した丁度そのタイミングで、ブレードトラブルが勃発しており、「全くしょうがねえなあ」と、今でも頭を抱えているのでしょう。ジャック・ウェルチの時代に「シックスシグマ」とか、散々ぶち上げていたのは、一体何だったのか?こんな会社を「世界最強」と崇め奉っていた、経済マスコミ関係者達も、一体何だったのか、私にはサッパリ理解できません。

(引用始め)

GE's CEO 'stunned' that factory efficiency drive only just started
GEの最高経営責任者(CEO)は、工場の効率化が始まったばかりであることに「驚いた」
Reuters May 31, 2019

By Alwyn Scott

NEW YORK (Reuters) - General Electric Co's chief executive said on Thursday he was "really stunned" to learn that a major factory had only recently started using lean manufacturing techniques.
[ニューヨーク16日ロイター]ゼネラル・エレクトリック社の最高経営責任者(CEO)は25日、GEの大工場の一つが、リーン生産方式を採用し始めたばかりであることを知って「本当に驚いた」と述べた。

"It put me back a little bit to go to our Greenville, South Carolina, plant last summer and to have the team regale me with a really good lean production (project) that had just been implemented," Larry Culp said at an investor conference in New York.
「昨年夏に私は、サウスカロライナ州グリーンビルの工場に行った。その工場のチームから、実際に業務効率の改善効果の高い、リーン生産プロジェクトについて、今まさに始めたばかりだ、と知らされた。その時に私は落胆し、少しだけ後ろ向きの気持ちになった」と、ニューヨークで行われた投資家との会議の席で、カルプは述べた。

"They did a very nice job. But just -- it really stunned me (to) be there in the summer of 2018 and have such an important plant at GE beginning its lean journey or re-beginning its lean journey."
「その時の彼らは、非常に素晴らしい仕事をした。しかし、私は本当に驚いた。その2018年の夏に(相田注;ガスタービンのブレードトラブルに直面した最中にもかかわらず)、GEにとって非常に重要な工場の一つで、リーンジャーニーを始めたり、仮に一時的にそれ中断していたのなら、その時にようやく再開したりすること、についてだ。

Lean techniques are widely used to reduce manufacturing costs while increasing efficiency and quality. GE's Greenville factory makes large, gas-fired turbines that generate electricity in power plants around the world. GE's power business has been losing money and is the top priority in Culp's efforts to turn around the company.
リーン技術は、製造現場での効率と品質を高めながら、製造コストを削減するために、広く使われる手法である。 GEのグリーンビル工場は、世界中の発電所で電力を生み出す大型のガスタービンを製造している。 GEの電力事業は収益を失いつつあり、カルプが会社を好転させるための最優先事項となっている。

"No business consumes more of my time right now," Culp said.
「私の時間をこれ以上消費する問題は、今のところはない」とカルプは語った。

Culp also affirmed on Thursday that GE expects negative free cash flow in the second quarter, and said GE's power division plans to cut costs by about 20% over the next two years as it tries to become leaner.
木曜日の会議でカルプはまた、第2四半期にフリーキャッシュフローがマイナスになるとの予想を確認し、GEの電力部門は今後2年間でスリム化を図り、コストを約20%削減すると語った。

Culp said GE cut $800 million in costs at the power unit last year, and has plans to cut another $1.6 billion.
カルプは、GEは発電部門で8億ドルのコストを昨年削減し、さらに16億ドルのコスト削減を計画していると語った。

(Reporting by Alwyn Scott; Editing by Leslie Adler and Phil Berlowitz)

(引用終わり)

相田英男 拝



[87]本当にGEから買うのか、東京電力?
投稿者:相田英男
投稿日:2019-05-16 12:04:18

ー どうしたんですか、相田さん?今回の投稿は、GEのガスタービン事業についてのロイター記事の紹介でしょう?最近のおちゃらけ投稿じゃなくて、相田さん得意の技術の話じゃないですか。何で僕が呼ばれたんですか?

(相田)いや、英文記事の意訳はできたんだけど、前振りの紹介文がなかなか書きづらくてさ。それで何とか対談で埋めようかと・・・・

ー別にいいですけど、調子悪いんですか?

(相田)何か、この間の改元のお気楽騒ぎになかなか乗れなくて、いまいちな。俺的には令和っていうのは、平成よりは響きが気に入ってるんだけど。何せ平成はカクカクし過ぎてダサく思えたからな。

でも、最近タイマーズのアルバムを聞き返した時に「カプリオーレ」っていう曲があってさ。ブラームスだっけ?有名なクラシックの旋律に、キツイ内容の歌詞を付けて歌ってるやつだけど。

ー「高速〜道路に〜ポリスが並ぶ〜、な〜んだか大変だね、ごくろ〜お〜さん」て歌ですよね。これ以上は、今の情勢だと歌詞が書けませんけど。

(相田)あれを聴きかえすと、「前の改元の時は、こんな感じで暗い雰囲気だったよなあ」とか、思い出してさ。随分違うよな、今回はさ。何か変な話もどんどん続くし。あの、雑誌の中の映画宣伝の発言で、佐藤浩市が安倍首相の病気を揶揄したから許せん、って、盛り上がってるのは、一体何なのかな?

さっき俺もコンビニに寄って、その雑誌を立ち読みしたんだけど(笑)、佐藤浩市の発言をどう読んでも、安倍を批判してるとか、そんな風には読めなかったな、俺には。百田達が「この三流役者が、許せん」とか、怒ってるらしいけど、被害妄想も甚だしいとしか言えないよな。

何か、今の日本の右翼の奴らは、あまりにも過敏すぎるというか、精神的に脆いよな。頭が単純で悪すぎるだけじゃなくて。あれだと、左翼の連中から小馬鹿にされても仕方ないほどの、知能の低さと弱さだぜ。

ー 百田への批判文の一つで「佐藤浩市を三流役者呼ばわりするのは、橋本環奈をブスというくらいの暴言だ」というのがあったのは、僕も笑いました。

(相田)そんな感じに、軽く批判する位ならいいんだけどな。いきなり「三流役者が」とかブチ切れると、発言者の人間性を疑うよな。ただ、関係するネット記事のコメントを眺めると、殆どが佐藤浩市への批判なんだよなぁ。世の中みんな、あの発言に本気で目くじら立ててるのかね。そんなに八つ当たりしたい程、切羽詰まってるのか?

ー 副島先生が言ってましたけど、世耕なんかが、ライター達を雇って、安倍の応援コメントを沢山書かせてるんですかね?もしかしたら、AIが勝手にコメント書いて投稿してるとか?

(相田)一人の俳優のあのレベルの発言で、あそこまで批判されたら、これからの映画は、幼稚園のお遊戯会レベルの、無難な内容しか作れないぜ。一つの役に俳優が三人くらい並んで出て来さ、三人で同じセリフを喋るとかして。大勢の役者さん達に均等に機会を与えましょう、とか言ってさ。

ー 相田さん、疲れてますね・・・・

(相田)スランプ気味なんだよ、色々あって。

ー それで本題ですけど、GEのガスタービンがまた売れ始めたんですよね、ロイター記事によれば。

(相田)今朝のGE株価がいきなり3%以上も上がってたんで、何事だろうと思ったけど、そうらしい。今年の第1クオーター(四半期決算)で、6機のHA型ガスタービンを受注したんだと。三菱やシーメンスの受注よりも多かったらしい。ただ、三菱は5基、シーメンスは4基、それぞれガスタービンを受注してるんだよな。

ー GEが勝ったといっても所詮は、三菱よりも一基多いだけだという・・・

(相田)それで記事によると、GEが受注した6基のHAガスタービンの半分の3基は、どうやら東京電力が買うらしい。ロイターがGEに確認したら、そうだと認めた、と記事に書いてある。だけども日本ではそんなニュースは、全く報道されないよな。東京電力に売るという3基のHA型については、GEの四半期報告書にも書かれていなかったみたいだ。業界情報誌のマッコイパワーレポートがこの間の火曜日に出た。それをロイターの記者がよく見ると、GEのガスタービン受注数が増えてた、ということらしい。

ー ロイターがマッコイに確認したら「さあ、よくわかりません」とか、すっとぼけられたみたいですね。記事によると。

(相田)東電がこの状況で、HAガスタービンを3基も買うとなると、業界的にはトップニュースで報道すべきはずだけどな。でも日本では何も言わない。どう考えても怪しい裏があるよな、この話には。

ー そもそもGEは、HAガスタービンのブレード破損問題については、まだまだ時間がかかると言ってます。そんな時に買っちゃっていいんでしょうか、東電は?

(相田)ロイターによると、HA型の初段ブレードの耐久時間は7000時間らしいから、一年動かしたらブレードを全数交換しなくちゃならない筈だ。そんなんで、どうやってLTSA(メンテナンスのための保険)を結んだんだろう?LTSA契約の内容を是非知りたいよな。絶対に言わないだろうけど。だけど、GE側に有利な契約を結ばされて、事故が起こった時の費用が東電の持ち出しになると、電気料金がまた上がる。だから、消費者としても無視出来ない問題だよな。

おそらくは、苦境から抜け出せないGEを助けるために、奥の院のモルガン財閥が、東電に指示してガスタービンを買わせる気なんだろうな。GEのガスタービンには東芝の蒸気タービンがもれなく付いてくる。だから、東芝への助け船にもなるし。東電も、中部電力に西名古屋発電所で点検したHAガスタービンの状況とかを、聞いている筈だから、それなりの対策はするんだろうけど。

ー記事の最後に、シーメンスがガスタービン事業を分社化するとか、書かれてますね。

(相田)遂にそうするみたいだな、シーメンスは。それならGEのガスタービンも切り離してシーメンスと一緒にしろ、という過激な意見もあるらしい。独占禁止法に引っかかるから無理だけど。

でも、どうしてもGEがガスタービン事業を切り離すなら、その時には、東芝が買うというオプションが出てくる。また東芝は金が掛かるけど、経済産業省が資金援助してもいいんじゃないか、今回は。日産がルノーに分取られても、GEのガスタービン事業が日本の手に入れば、十分お釣りが来る。三菱では独禁法に引っかかるけど、東芝が買うなら問題ない。同じモルガングループだから、奥の院も絶対ダメとは言えないだろう。少なくとも中国に技術が渡るよりはマシだからな。

多分、GEでは最早、最先端のガスタービン開発に、現場の技術がついていけなくなっている。軍事分野ならどんだけ予算を掛けても許されるけど、産業機器向けの技術だと、どうしてもコスト低減に迫られる。アメリカの技術開発はソフトウエアに力を投入し過ぎて、産業用のハードウエア開発には手が回らなくなっているみたいだ。HAガスタービンのブレード問題も解決に時間がかかり過ぎるし、AP1000の建設が失敗した理由もそれだ。中国ではAP1000をちゃんと作れたからな。

3Dプリンタで 、ーGEではアディティブと呼ぶけどー 、これから色々部品を作ります、とか、GEではぶち上げてる。けども、ガスタービンの初段単結晶ブレードをアディティブで作るなんて、無理じゃんか。粉末金属を原料にするから、単結晶組織になるはずが無いだろう。アディティブでしか作れない画期的な材料なんて、おそらく存在しない。単なる株価を上げるための宣伝用の「ウソ技術」だぜ、アディティブは。昔も色々あっただろう。室温でも動作する(かもしれない)高温超伝導材料とか、バラード社の高分子型燃料電池、とかの、その場しのぎの「ウソ技術」が。所詮はアディティブも同じだ。

トゥサ尊師も予言してるけど、GEの株価はそのうちに5ドルくらいまで、また下がるだろう。GEキャピタルの隠れ損失がまた発覚したりしてさ。東芝はその時まで待って、機会があれば、GEのガスタービン事業を安く買い叩く事だな。車谷会長も今が我慢のしどころだろう。そうなったら、肉を切らせて骨を断つ、じゃないけど、ウェスティングハウス買収でやられた損失を、一発逆転で取り返せる事になる。西室氏や西田氏や、その他大勢の無念も多少は癒されるんじゃないか。

ー どっちかというと、それ、江戸の仇を長崎で取る、の方が近いんじゃないですか?

(相田)そっちで決めてよ。もう疲れたから。

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(引用始め)

GE books more power plant orders, beats Mitsubishi, Siemens: sources
GEは発電プラント建設の受注で三菱、シーメンスを上回る
Reuters, May 15, 2019
By Alwyn Scott

NEW YORK (Reuters) - General Electric Co won the most orders in the sharply contracting market for new gas-fired power plants in the first quarter, according to people familiar with the matter.
ニューヨーク(ロイター) - ゼネラルエレクトリック社は、この分野の関係者によると、第1四半期の新規ガス火力発電所の契約で、最も多くの受注を獲得した。

But GE faces rising competition, complicating new Chief Executive Larry Culp's efforts to turn around the company's ailing power unit.
一方でGEは、この分野での競争の激化に直面しており、新しい最高経営責任者(CEO)のラリー・カルプが進める、GEの電力事業部門における収益好転への努力を複雑にしている。

GE booked six orders for its advanced, HA-class turbines in the quarter, up from none a year ago, according to three people familiar with the situation and an industry report seen by Reuters on Tuesday. Rival Mitsubishi Hitachi Power Systems (MHPS) booked five orders, while Siemens AG booked four, the sources said.
この分野の専門家3人のコメントと、火曜日にロイターが確認した業界レポートによると、GEは最新の四半期に、HAクラスタービンの6つの建設受注を予約し、1年前の受注ゼロから受注数は上昇した、ライバルの三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は5件、シーメンスAGは4件の受注予約を受けた、と情報筋は述べた。

The standings highlight an intensifying battle for sales of these newest, most efficient "advanced class" generators capable of powering thousands of homes.
この順位表は、これらの最も新しく最も効率的な「アドバンスドクラス」のガスタービン(これら一機で数千軒の家庭に電力を供給できる能力を持つ)の売り上げに対する戦いが、激化していることを強調している。

Demand for gas turbines has fallen by half since 2014 as utilities rely more on wind, solar and power conservation. GE's share is shrinking. It ranked second for advanced turbine orders in 2018 and is shutting manufacturing sites and laying off workers to reduce costs.
ガスタービンの需要は、電力会社が風力、太陽光、そして節電対策に力を注ぐようになったため、2014年から半分に落ち込んでいる。 GEのシェアは縮小している。 2018年にはアドバンスドタービンの受注数でMHPSに敗れて2位となり、コスト削減のためのタービン製造拠点の閉鎖と、労働者の解雇を進めている。

GE confirmed to Reuters it had booked three additional orders in the first quarter that were not counted in its first-quarter earnings report. The three additional units, sold to Tokyo Electric Power Co in Japan, were included in the closely watched McCoy Power Report published on Tuesday. McCoy declined to comment.
GEはロイターに対し、第1四半期の決算報告に含まれていなかった追加の3つのタービンの作製について、既に受注予約したことを確認した。日本の東京電力に売却された3つの追加ユニットの記載は、火曜日に発行された調査会社のマッコイパワーによるレポートの中に、よく見ると含まれていた。マッコイは、この件についてのコメントを控えた。

Siemens and MHPS also confirmed their tallies with Reuters.
シーメンスとMHPSも同じく、ロイターの集計結果を確認した。

GE has dominated power-plant sales for decades and has installed more than 7,500 gas turbines around the globe. But its position has weakened. Its backlog of power equipment orders is down 1.5% from a year ago, and GE faced pressure after an HA turbine broke at a plant in Texas last year, forcing GE to replace blades in dozens of plants.
GEは何十年もの間、パワープラント機器の販売を支配しており、世界中に7,500以上のガスタービンを設置している。しかし、その立場は今では弱まった。電力機器の受注残は前年同期比で1.5%減少し、昨年はテキサス州の工場でHAタービンが故障したため、GEは数十の発電プラントでブレードの交換を余儀なくされた。

Power was once GE's largest unit, but it has been a drag on the company's earnings. GE lost $22.8 billion last year due to a $22 billion write-down of power assets and an $872 million operating loss in its power unit.
電力機器部門は、かつてはGE最大の事業ユニットだったが、それは今や会社の収益に悪影響を及ぼすものとなった。 GEは昨年、228億ドルの損失を出した。これは、220億ドルの電力資産の評価減と、その発電機器部門の8億7200万ドルの営業損失によるものだ。

GE Power posted an $80 million profit in the first quarter of this year, after Culp restructured the unit in October to separate gas power from other types of power.
Culp warned at GE's annual meeting last Wednesday that the relatively strong first-quarter performance was not a trend, and remaining quarters would likely be weaker.
10月にカルプがCEOに就任し、GEパワーのガス発電部門を他のタイプの発電機器部門から分離するリストラ対策を発表した後で、GE Powerは今年第1四半期に8000万ドルの利益を計上した。カルプは先週の水曜日に行われたGEの年次総会で、比較的好調な第1四半期の業績はトレンドではなく、残りの四半期ではおそらく弱まるだろうと警告した。

Siemens, meanwhile, said this week that it will spin off its oil and gas, power-plant and grid businesses along with its 59% stake in Siemens Gamesa Renewable Energy to allow them to grow without competing for capital with higher-margin Siemens businesses. It plans to list the new company publicly by September 2020.
一方でSiemensは今週、同社の石油&ガス、発電機器および電力網事業を、Siemens Gamesa Renewable Energyへの59%の持株分を加えてスピンオフして、Siemensの残りの一連の事業の利益率を高めて、お互いに競争することなく成長できるようにする、と述べた。 スピンオフした2020年9月までに上場予定である。

(Reporting by Alwyn Scott; editing by Jonathan Oatis)

(引用終わり)

相田英男 拝



[86]お呼びが掛かるだけマシなのか?
投稿者:相田英男
投稿日:2019-04-01 23:38:15

相田英男です。

不振に喘ぎ苦しむGEの下に助け船、ではないのでしょうが、ロシアからガスタービン建設の協力を依頼された、というニュースです。

ロシアではご承知のように、天然ガスはわんさか出てくるのですが、そのガスを利用してガスタービンで効率良く発電したくても、なかなか上手くいかない、助けてくれ、ということみたいです。

厄介なのは、ただガスタービンを作ってくれ、という訳ではなく、タービンの作り方、製造技術をロシアに教えてくれ、という話です。やっぱり美味しいだけではありません。トランプも、今のところロシアとの間で色々と物議を醸しているので、GEに表だってやれとは、なかなか言えないでしょうね。

タービンの技術自体は、やろうと思えば産業スパイ達がそれなりに、図面や仕様書などをアメリカから持ち出せるでしょう。しかし、大型ガスタービンを組み上げてぶん回すとなると、頭の中で考えるようには、まず上手く行きません。実機の開発経験がどうしても必要です。GE自体も技術者の世代交代から、自前で設計したHA型タービンの致命的なトラブルを見逃してしまいましたから。明らかにあのトラブルは、開発経験の不足によるものです。

でも、はっきりしたのは、ロシアにはガスタービンの巨大なビジネスチャンスが存在する事実です。インターRAOの社長さんがGEに語っているように。

日本がロシアと交渉する場合、シベリアにMHPSがガスタービンを建設するのと引き換えに、北方領土を返してもらう条件を引き出す、とかのオプションに使えますよね。状況によっては。多分、日露間の交渉には、既に上がっているのでしょうけど。

やっぱり、どっかの三流アナリストが書くみたいに、ガスタービンの事業は先が無いから、再生可能エネルギーに切り替えるべきだ、という主張は、とんでもない間違いのようです。長期的な戦略では。

(引用始め)

Russia's Inter RAO says seeks gas turbines deal with GE by October
ロシアのInter RAOは、10月までにGEとのガスタービン製造に関する契約締結を望む、と語った。

Reuters, March 30, 2019

KRASNOYARSK, Russia (Reuters) - The chief executive of Russia's Inter RAO said on Saturday the energy holding hoped to reach a deal with General Electric Co by October to produce powerful gas turbines in Russia, either as a joint venture or by buying a licence from GE.
[ロイター]ロシアのInter RAOの最高経営責任者は、電力の安定供給の観点から、10月までにゼネラルエレクトリック社と共同で、ロシアでの大出力のガスタービンの製造を、合弁会社か技術ライセンス購入のどちらかの形で要望している、と発表した。

Russia, which does not currently produce mid- or high-power gas-fired power turbines, recently launched a 1.9 trillion rouble ($29 billion) programme to modernise a quarter of its power generation, or 41 gigawatt of coal- and gas-based plants.
現在、中型または高出力型の発電用ガスタービンを生産していないロシアは、最近、それらタービンの出力の4分の1の、41ギガワットの石炭およびガスベースのプラントを近代化するために、1.9兆ルーブル(290億ドル)を投じたプログラムを開始した。

It is seen as a rare opportunity for Western producers amid falling global demand for gas turbines in recent years, but Moscow has said investors must only use fully localised -- domestically produced -- equipment as part of a local content push.
近年の世界的なガスタービン需要低下の中で苦しむ、欧米のタービンメーカーにとっては、まれな機会とみなされるが、モスクワでは、投資家は地元のコンテンツプッシュの一環として、完全に現地生産された国内設備のみを使用するべきだと、主張されている。

Inter RAO CEO Boris Kovalchuk said the modernization programme would open a large market for GE for 10 years.
Inter RAOのCEOであるBoris Kovalchukは、ロシアの発電事業の近代化プログラムは、GEに今後10年間にわたる広大な市場を解放するだろう、と語った。

"We hope to reach all the agreements with them within half a year," Kovalchuk told reporters during a conference in the Siberian city of Krasnoyarsk.
「我々は半年以内に彼らと間で、すべての合意に達することを望んでいる」とKovalchukはシベリアの都市であるクラスノヤルスクでの会議中に、記者団に語った。

A plant jointly owned by Inter RAO, GE and Russian state conglomerate Rostec produces 77-megawatt turbines in Russia's central region of Yaroslavl.
Inter RAO、GEおよびロシアの州のコングロマリットであるロステックが、共同で所有するある工場は、ロシアの中央部ヤロスラブリで77メガワットのタービンを建設した。

The ongoing talks between GE and Inter RAO are for the local production of 185-195 megawatt turbines. Inter RAO may purchase Rostec's stake in the plant as part of the deal with GE, Kovalchuk added.
GEとInter RAOの間で進行中の協議は、185-195メガワットのタービンを現地生産のためのものである。インターRAOは、GEとの契約の一環として、ロステックのその工場に対する持分をインターRAOが購入する可能性がある、とKovalchukは付け加えた。

A joint venture between Siemens and Russian firm Power Machines is already producing turbines in Russia. Siemens, which owns a 65-percent stake in the venture, has pledged to raise the level of localisation in the production process.
シーメンスとロシアの工場のPower Machinesとの合弁会社では、すでにロシアでタービンを生産している。合弁会社の65%の株式を所有しているシーメンスは、製造工程における現地生産の比率を上げることを約束した。

Russian state-controlled firms -- Rostec, Rosnano and Inter RAO -- have been trying to create their own gas turbine production but their prototype project failed testing, sources, familiar with the matter, told Reuters a year ago.
ロシアの国営企業であるロステック、ロスナノとInter RAO は、独自のガスタービン生産を試みたが、プロトタイププロジェクトはテストに失敗したと、この問題に詳しい情報筋は、ロイターに1年前に語った。

Kovalchuk said on Saturday that the project was continuing, and that Inter RAO had passed the second turbine to the project's operator for improvement.
($1 = 65.6700 roubles)
Kovalchukは土曜日に、プロジェクトは継続しており、Inter RAOは改善した2番目のタービンを、プロジェクトの運営者に渡したと述べた。
(1ドル= 65.6700ルーブル)

(Reporting by Anastasia Lyrchikova; Writing by Polina Devitt; Editing by Helen Popper)

相田注:Inter RAOとはロシア最大の電力事業持株会社で、ロシア電力の海外との輸出入を独占している。

(引用終わり)

相田英男 拝






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